レビュー
» 2005年12月28日 04時22分 公開

CPU:きょうはいろんな意味で最高峰な「Pentium Extreme Edition 955」の性能と効率をチェックした(後編) (1/4)

前編ではPreslerコア採用Pentium Extreme Edition 955の「絶対性能」を検証した。後編では「効率」という視点からこの最新デュアルコアCPUの実力を見ていくことにしたい。

[笠原一輝,ITmedia]

性能も消費電力も強烈なPentium XE 955

 消費電力に関しては、予想通り(?)Pentium XE 955が圧倒的に勝利、ではなくて、最も電力を食うCPUであることが分かった。

ストール時 消費電力(ワット)

 Windowsが起動したアイドル状態の消費電力とは、要するにPCが何もしていない状態で、ただ起動しているだけで消費していく電力のことだ。Pentium XE 955はこの状態で実に142ワットに達しており、その次に高かったPentium D 820の111ワットを大きく引き離した。今回の構成は、ミドルレンジユーザーを想定した最低限の構成なので、複数のHDDを搭載したり、ハイエンドのグラフィックスカードを組み込んでいればこの値はもっと上がっているだろう。

 これに対して、Athlon 64系の省電力性能はなかなか優秀で、シングルコアのAthlon 64 FXラインアップは93ワット、デュアルコアのAthlon 64 X2でも107ワットに

すぎなかった。これは、Cool'n Queitテクノロジが有効になっていたおかげで、アイドル状態では1GHz近くまでクロックが下がり、それに合わせて電圧も低くなるためだ。

 同じことは、EIST(Enhanced Intel Speed step Technology)をサポートするPentium 4 670/650にも言え、いずれも105〜106ワット前後になっている。これに対して、EISTに対応していないPentium D 820やPentium XE 955は、常に同じ動作クロックと同じ駆動電圧で動き続けるため、ほかのCPUに比べて高くなってしまうのだ。

エンコード時 消費電力(ワット)

 エンコード時のCPU利用率はほぼ100%になるため、この状態がフルパワーにおける消費電力と考えていいだろう。ここでもPentium XE 955が他を引き離してトップになった(あまり喜べないトップであるが)。

 クロックが3.8GHzと高いPentium 4 670がそれに続いている。それに対して、性能では最も高かったAthlon 64 X2 4800+は176ワットと200ワットを切っており、Athlon 64 X2の効率の高さが伺える結果となっている。

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