CESで姿を見せた「新型VAIOノート」が日本に登場

» 2006年01月24日 15時11分 公開
[ITmedia]

スタミナとパフォーマンスを両立する「VAIO type S SZシリーズ」

 VAIO type S SZシリーズは従来からあるVAIO type Sの進化型。店頭モデル「VGN-S70B/B」とVAIOオーナーメードモデル、ビジネスパーソナルモデル「VGN-SZ80PS1A」「VGN-SZ80PS2A」「VGN-SZ80PS3A」が登場する。なお、VAIOオーナーメードモデルではノーマルタイプと筐体にハイエンド素材を採用した「プレミアムバージョン」が用意される。

VAIO type S SZシリーズ

 「高品位と機能美を追求したハイパフォーマンス・モバイル for Executives」というコンセプトが示すように、SZシリーズはデザインとパフォーマンスを重視。デュアルコアCPU「Intel Core Duo」をはじめとする新世代モバイルテクノロジ「Centrino Duo」の採用し、カーボン素材(プレミアムバージョンのみ)とアルミ材の押し出し成型を使った筐体、VAIO オーナーメードモデルで選択できる「ブラック」「シルバー」のキーボードなど、最新の高性能パーツとデザインを重視した素材がSZシリーズに使われている。

 SZシリーズは携帯性能も重視されている。筐体のサイズはVAIO type Sよりも約24%薄い22.8ミリに、重さも約15%軽い1.85キロとなり、バッテリー駆動時間も標準で約6時間と長くなった。

 パフォーマンスとバッテリー駆動時間を両立させる機能としてSZシリーズに採用されたのが「ハイブリッド・グラフィックシステム」だ。SZシリーズはグラフィックスチップにGeForce Go 7400 with TurboCacheを、チップセットにグラフィックスコア「Intel GMA 950」を内蔵したIntel 945GMを搭載している。筐体に設けられた「パフォーマンス切り替えスイッチ」を切り替えることで「STAMINA=Intel GMA 950」「SPEED=GeForce Go 7400 with TurboCache」と、動作するグラフィックス機能が切り替わる(切り替えには再起動が必要)。

 液晶ディスイプレイのバックライトはVAIO type Tでも使われている白色LEDを採用。筐体の薄型化と省電力化に貢献した。ほかにも、TPMチップ、指紋センサーによるセキュリティ機能や、3次元加速度センサーを利用したHDDプロテクション、シャーシにマグネシウム合金を採用することで実現した堅牢性、放熱効率の高い新型ファンや専用ボタンで静音モードに移行するユーティリティによる静音性能などが盛り込まれている。

型番VGN-SZ70B/B
CPUIntel Core Duo T2300
メモリDDR2-533MHz/512Mバイト( 最大2Gバイト)
HDD80Gバイト
ドライブ2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックスIntel 945GM
無線LANIEEE 802.11a/b/g
スロットPCカードTypeII、ExpressCard、メモリースティック Duo、メモリースティック/SDカード/xDカード/MMC対応カードアダプタ
主なインタフェースUSB 2.0×2、I.LINK×1、FeliCaポート
OSWindows XP HomeEdition SP2
サイズ幅315×厚さ25.7〜37.1×奥行234.5ミリ
重さ1.85キロ
ディスプレイ13.3インチワイド (1280×800ドット)
バッテリー駆動時間バッテリーパック(S)搭載時約6時間
実売予想価格約23万円
発売予定日2月11日

薄型になったエントリーノート「VAIO type F TV」

 Centrino Duoを採用したVAIO type F TVは、エントリーA4ノートラインアップ「VAIO type F」の上位モデルとなる。店頭モデルは「VGN-FT50B」の1モデル、このほかVAIOオーナーメードモデルも用意される。

VAIO type F TV

 テレビチューナーを内蔵したVAIO type Fの新シリーズという位置付けだが、デザインは新しくなり、より薄く軽くなった。液晶ディスプレイの位置や手前に配置されたスピーカー、リモコン受光部を液晶ディスプレイの上部に配置するなど、テレビを見るための使い勝手を向上させるための改善が施されている。

 液晶ディスプレイ「クリアブラック液晶」も改良されて色純度が従来の1.6倍に向上。また、従来は厚さ10ミリ、重さ800グラムだった液晶パネルユニットも同じ2灯式ながら、新しいスリムタイプを採用することで最大厚でも7ミリ、重さは590グラムと薄型軽量化を実現した。

 MPEGハードウェアエンコードユニットも新しくなり、より小型に、そしてデジタルノイズリダクション機能を実装してより高画質になった。内蔵スピーカーには中低音域の再現性を向上させたバスレフ型を採用。さらに、SN比107デシベルを実現したSound Realityも搭載された。

 電源を入れたらすぐにコンテンツが利用できる「インスタントモード」も機能が拡張。テレビ番組のHDD録画が可能に。それに伴ない、筐体に「Videoボタン」が追加され、HDDに録画した番組をボタン1つで再生できるようになった。

型番VGN-FT50B
CPUIntel Core Duo T2300
メモリDDR2-533MHz/512Mバイト( 最大2Gバイト)
HDD160Gバイト
ドライブ2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックスIntel 945GM
無線LANIEEE 802.11a/b/g
スロットPCカードTypeII、ExpressCard、メモリースティック、SDカード
主なインタフェースUSB 2.0×3、I.LINK×1、FeliCaポート
OSWindows XP HomeEdition SP2
サイズ幅368.4×厚さ30〜37.5×奥行272.8ミリ
重さ2.9キロ
ディスプレイ15.4インチワイド (1280×800ドット)
バッテリー駆動時間バッテリーパック(S)搭載時約3.5時間
実売予想価格約22万円
発売予定日2月18日

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月29日 更新
  1. ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現 (2024年03月28日)
  2. Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる (2024年03月27日)
  3. ダイソーで330円の「手になじむワイヤレスマウス」を試す 名前通りの持ちやすさは“お値段以上”だが難点も (2024年03月27日)
  4. 「ThinkPad」2024年モデルは何が変わった? 見どころをチェック! (2024年03月26日)
  5. ダイソーで550円で売っている「充電式ワイヤレスマウス」が意外と優秀 平たいボディーは携帯性抜群! (2024年03月25日)
  6. 日本HP、個人/法人向けノート「Envy」「HP EliteBook」「HP ZBook」にCore Ultra搭載の新モデルを一挙投入 (2024年03月28日)
  7. 次期永続ライセンス版の「Microsoft Office 2024」が2024年後半提供開始/macOS Sonoma 14.4のアップグレードでJavaがクラッシュ (2024年03月24日)
  8. サンワ、Windows Helloに対応したUSB Type-C指紋認証センサー (2024年03月27日)
  9. 日本HP、“量子コンピューティングによる攻撃”も見据えたセキュリティ強化の法人向けPCをアピール (2024年03月28日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー