ブラザー、A4対応モノクロレーザープリンタのラインアップを強化

» 2006年02月08日 11時00分 公開
[ITmedia]

 ブラザー工業は2月8日、A4対応モノクロレーザープリンタの新製品を発表した。今回追加されたのは、エントリークラスの「HL-5240」とネットワーク機能を備えた「HL-5270DN/HL-5280DW」の3機種。これにより、同社がビジネスパーソナル向けに販売するHL-5000シリーズのラインアップが一新される。予想実売価格は、HL-5240が2万5000円前後、HL-5270DNが5万円前後、HL-5280DWが6万円前後で、2月22日より順次発売される予定。

 各モデル共通の強化点は、ファーストプリントを従来の12秒から10秒に短縮し、印字スピードを18ppmから24ppmに高速化したほか、True1200×1200dpiの解像度に対応したところ(ただし、True1200dpi印刷時は12ppmになる)。また、搭載メモリが入手性の高い144ピン DIMMに変更され、背面のカバーを外すだけで増設用スロットにアクセスできるなど拡張性も向上した。

 HL-5240は低価格機ながら多目的トレイが搭載され、標準で300枚、オプションの増設トレイを追加すると最大800枚の給紙が可能になった。なお、こちらの製品は後日詳細なレビューを掲載する予定。

photo HL-5240

 HL-5270DNとHL-5280DWは、上記の特徴に加えて、プリントステータスを表示するLEDパネルを新設したほか、自動両面印刷機能やIP-v6対応のネットワーク機能を備える。上位2モデルの違いは無線LAN機能の有無で、HL-5280DWはIEEE 802.11 b/gを標準でサポートする(ただし、有線LANと無線LANの同時利用はできない)。なお、ランニングコストに貢献する分離型トナー/ドラムの採用は従来どおり。トナーのみの交換時はコストパフォーマンスが2円と、競合製品よりも有利だ。

photo cHL-5270DN/HL-5280DW

 オプションのトナーは、約3500枚印字が可能なTN-35Jが8562円、約7000枚の印字が可能なTN-37Jが1万4700円。また、ドラムユニットDR-31Jが2万6250円で提供される。対応OSは、Windows 95/98/98SE/Me/NT/2000/XP、Mac OS 9.1/9.2、MacOS X 10.2.4以降。設置面積は、HL-5240が371(幅)×384(奥行き)ミリ、HL-5270DNとHL-5280DWが393(幅)×384(奥行き)ミリとなっている。

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