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» 2006年02月27日 13時30分 公開

春の入学/進級シーズン向けお手ごろノートPCの実力は?――NEC「LaVie L LL370/EA1F」 (1/2)

日本電気(NEC)は個人向けノートPC「LaVie」シリーズに2つのモデルを追加した。いずれもコストパフォーマンスを追及しているのが特徴だが、このLaVie L LL370/EA1Fは、実売11万円前後と同ブランドの製品群で最も安価なモデルに仕上がっている。

[田中宏昌,ITmedia]
追加投入されたLaVie L LL370/EA1F

 もともと、LaVie LシリーズはNECのノートPCではボリュームゾーンに位置づけられており、全7モデルと多彩なラインアップを誇る。このうち、上位の5モデルはインテル製のCPUとATI Technologies製のチップセット(RADEON XPRESS 200M)を採用したアドバンストタイプ、下位の2モデルはAMD製のCPUとSiS製のチップセット(SiS M760GX)を搭載したベーシックタイプと呼ばれ、内部の構成だけでなく、外観もまったく異なる。

エントリー機ながら必要十分なスペックを確保

15インチ液晶は光沢処理がなされているので、画面への映り込みが気になる。一方、入力環境はゆとりがあり、キーボード上部に2つのプログラマブルボタン(初期設定はOutlook ExpressとInterner Explorer)を備える

 新たに投入されたLL370/EA1Fは、ベーシックタイプのエントリー機にあたる。主要なスペックは現行の最下位機LL370/EDを引き継ぎつつ、HDD容量を80Gバイトから40Gバイトに半減し、オフィススイートのOffice Personal Edition 2003を省いたのが相違点だ。

 そのほかの仕様は共通で、CPUは128KバイトのL2キャッシュを備えたMobile Sempron 3000+(1.80GHz)、256Mバイトのメインメモリ、SiSM760GXとSiS963Lで構成されたチップセットが搭載されている。上位機のようにPCカード型のメモリカードリーダーが付属しないが、IEEE802.11a/g/b対応の無線LAN機能を標準搭載しており、ケーブルにわずらわされずにインターネットやメールを扱える。

 光沢処理を施した1024×768ドット表示対応の15インチスーパーシャインビュー液晶は、DVD-Videoの再生時に見栄えのする映像を楽しめる。ただ、低反射処理がなされているとはいえ、液晶面への映り込みが目立つほか、左右の視野角はやや狭く感じられた。もっとも、正対して使うなら不満は感じないだろう。

ゆとりのある入力環境

 19ミリピッチでまとめたキーボードには不規則な配列がなく、カーソルキーがほかのキーよりも一段下がって配置されるなど不満のないもの。キーを押下してもユニットがしなることもなく、安心してタイピングが行える。幅広なパームレストと相まって入力環境は満足できる。

 コネクター類は必要最低限ながらIEEE 1394やUSB 2.0、アナログRGB出力をそろえる。ただ、3基のUSB端子がすべて背面にまとまっているのはいただけない。アクセスしやすい左右側面に並べてほしかったところだ。

前面下部に1ワット+1ワットのステレオスピーカーを内蔵する。3基のUSB 2.0端子がすべて背面にあるのでアクセスしにくい
右側面はバッテリーとコンボドライブが配置される。左側面には4ピンのIEEE1394やサウンド端子、無線LANの電源スイッチが並ぶ
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