GeForce 7900 GTXを実装したリファレンスカードにはGeForce 7800 GTX 512搭載カードでおなじみの大口径ファンとヒートパイプを組み合わせた大型のクーラーユニットが搭載されている。基板のフットプリントは229×99ミリとGeForce 7800 GTXと同じであるが、厚さは37ミリと2スロット分を消費する。プロセスルールは微細化されたのに消費電力が増したGeForce 7900 GTXの特徴がここにも表れている。
GeForce 7900 GTXの3DMark05と3DMark03の総合スコアはRADEON X1900XTXを下回ってしまった。ただ、ここでは3DMark03においてShaderプログラムを使っていないGT1の結果がふるわないのに対してGT4は最も優れた結果を残しているのに注目しておきたい。3DMark06のSM2.0 ScoreもRADEON X1900 XTXを上回る値を示している。この傾向はAquamark 3やDOOM 3、FarCryでも同様だ。
市販ゲームにおけるパフォーマンスはNVIDIAが主張するように競合他社のGPUを上回っているといっても間違いではないようだ。3DMark06のShader関連テストを項目ごとに見ていくと、「PixelShader関連テストで優位に立つRADEON X1900 XTXとVertexShader関連テストで優位に立つGeForce 7900 GTX」というこれまでとは異なる傾向であるのは興味深い。
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