Intel 945GT+ICH7Rチップセットを採用し、Intel Core Duoが搭載できる初のマザーボードとして注目を集める、MSI「945GT Speedster Plus」が金曜日の夜、高速電脳に入荷された。価格は2万8800円で、在庫はごく少数。ほかのショップでも今週末に発売される可能性は高い。
945GT Speedster Plusは、Intel Core Duo T2xxxやCore Solo T1xxxシリーズのCPUを搭載できるmicro ATXマザーボード。PCI Express x16とPCI Express x4スロットをそれぞれ1基、PCIスロットを2基備える。付属するエクステンションボードを装着することにより、ATXに拡張することもできるようになっている。この場合、PCIが2基追加される。
ただし、金曜遅くに高速電脳に入荷した初回分はエクステンションボードとマニュアルが同梱していない。不足分は後日、メーカーから購入者に送付する手段となるようだ。入荷を予定するほかのショップでも同様の情報が確認されており、今週末に出回るタイプはほぼ同じ構成だと考えたほうがいい。
T-ZONE.PC DIY SHOPが「ここ1年で一番問い合わせを受けています」と話すように、945GT Speedster Plusに関心を寄せるユーザーは多い。先週末、アキバ各ショップで23日〜24日の入荷を予定していたこともあり、金曜朝には一部のショップで「945GT Speedster Plus」を求めるユーザーの行列ができたほどだ。当日の取材中も、店員に「Core Duoマザーありますか?」と尋ねるユーザーを2回目撃したことも注目度の高さが伺えるといえよう。
なお当初の予定から若干遅れた格好だが、入荷前から週末には間に合うと確信していたショップは少なくなかった。パソコンショップ・アークは「遅くても土曜日には入荷される予定です。ただし、数はごく少数になるでしょう」と話している。T-ZONE.PC DIY SHOPやTSUKOMO.eXでは売価も決定されおり、入荷後にすぐ売り出せる体制が整っていた。
一方、1カ月前までは一番乗りのYonah対応マザーと思われていた、AOpen「i975Xa-YDG」や「i945GTt-VFA」「i945GTm-HL」の出荷遅れが気になる。あくまで噂だが某ショップによると、この背景には「MSIが今週の日曜日にカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原でイベントを開催します。MSIはここに何とか間に合わせるよう努力したのでしょう。ほかのメーカーはYonah対応マザーの出荷を5月頃に変更しているようで、全体的に製造がかなり遅れている様子です」という実情があるようだ。
噂が本当なら、初出物にエクステンションボードが同梱されないなどの異例な事態にも頷ける。週末の入荷を予定するショップも、絶対数が足りないとこぼしている。早めに入手したいユーザーは土曜朝イチでショップに駆け込むのが得策かもしれない。
製品 | MSI「945GT Speedster Plus」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 2万8800円 |
TSUKUMO eX. | 2万9799円(予約多数につき、入手困難の模様) |
T-ZONE. PC DIY SHOP | 2万9800円(週末に販売予定) |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.