自作ユーザーの注目度はやはり高い、Core Duo対応マザー──「MSI 第23回 お客様第感謝祭」週末アキバPick UP! イベントリポート

» 2006年03月27日 03時30分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
photo リナックスカフェ秋葉原で行われた「MSI 第23回 お客様第感謝祭 in 秋葉原」

 土曜に続き、天気に恵まれた日曜の秋葉原はかなりのにぎわいだった。そのような中、MSIによる製品展示イベント「MSI 第23回 お客様第感謝祭 in 秋葉原」が、カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原で開催された。

 注目製品は、ついに発売開始されたYonahマザー「945GT Speedster Plus」だ。ほか同社が最近注力しているベアボーンノートやデジタルガジェットなどの製品も展示された。

 今回のイベントは、ほとんどの製品がマザーにグラフィックスカード、CPU、メモリなどを搭載したデモンストレーション形式で展示され、どことなくおしゃれな会場となっていた。

 まずはハイエンドクラスの環境となるコーナー。左右に分かれて展示されていた、Intel 975Xを搭載するLGA775マザー「975X Platinum」とATIのメインストリーム向けとなるRADEON X1600 XT搭載グラフィックスカード「RX1600XT-T2D256EZ」2枚を組み合わせたCrossFire環境の製品デモ、そしてnForce4 SLI X16を搭載するSocket 939マザー「K8N Diamond Plus Tube」と、NVIDIAのメインストリーム向けとなるGeForce 7600 GT搭載グラフィックスカード「NX7600GT-T2D256E」を組み合わせたSLI環境のデモだ。ともに3Dゲームソフトが起動され、その動作を確認できるようにセッティングされていた。


photo 今回マザーボードのみで展示されていた2点。「761GM2-V」「K8M890M2-V」
photo 975X PlatinumとRADEON X 1600 XTを組み合わせたCrossFire環境
photo K8N Diamond Plus TubeとGeForce 7600 GTを組み合わせたSLI環境

 次はモバイルCPUによる静音PCコーナー。ついに登場したIntel Core Duo対応マザー「945GT Speedster Plus」と、Turion 64対応マザー「K8NGM-V」が左右に分かれて展示されていた。さすがに945GT Speedster Plusは注目を多く集め、ユーザーの質問が多く飛び交い、両製品に耳を近づけたり、排気スロットに手をかざして排熱温度を確認して比較するような、さまざまなユーザーの行動が確認された。

 なお945GT Speedster Plusは同社サーバチームの設計であり、その信頼性は先に登場した「915GM Speedstar FA4」を引き継ぐものであるとのことである。K8NGM-4は、大型ヒートシンクを用い、数時間のファンレス駆動でも(さすがにヒートシンクはそれなりの温度になっていたが)問題なく動作していたことが確認できた。

photo 一番の目玉となった「945GT Speedster Plus」。専用の小型CPUクーラーとATX拡張モジュールも付属する
photo 取材時までファンレス動作だった「K8NGM-V」。Turion 64のリテール版登場とともに、自作ユーザーには再び注目されてきている
photo グラフィックスカード単体での展示はATIとNVIDIA双方のフラッグシップモデルを展示していた。手前から「NX7900GTX-T2D512E」「NX7900GT-T2D256E」「RX1900XTX-VT2D512E」

発売も開始されたIntel Core Duo対応のノートベアボーン「MEGABOOK」シリーズ

 MSIのベアボーンノート「MEGA」シリーズも注目すべき製品だ。このシリーズは同社から発売するベアボーンキットのほか、ショップブランドノートPCとしても今後、目にする機会が多くなることだろう。

 なかでもIntel Core Duoに対応した2台「MS-1057」「MS-1034」にはかなりのユーザーの注目が集まっていた。MS-1057は、1280×800ドット表示対応の12.1インチワイド液晶を搭載したモバイルモデルで、10万円前後という価格で発売もすでに開始されている製品だ。MS-1034は1280×800ドット表示対応の15.4インチワイド液晶ディスプレイを搭載するデスクトップ代替モデルだ。こちらはもう間もなく発売が開始されるという。ともにチップセットにはIntel 945GM+ICH7Mを採用する。

photo 中央テーブルに計8モデルの「MEGABOOK」シリーズが並ぶ
photo Intel Core Duo T2400を搭載しデモ展示されていた「MS-1057」
photo FINAL FANTASY XI Vana'diel Bench3が快適に動作していた「MS-1034」

 最後は周辺機器系だ。MSIは早くから「MEGASTICK」などのシリコンオーディオプレーヤーを投入していただけあり、こちらは非PC系のユーザーが興味を示している場面が多く見られた。動画再生が可能なポータブル動画プレーヤー「MEGAVIEW 588」や、カラー液晶ディスプレイ搭載にてUSBホスト機能も備える「MEGAPLAYER 540」などを用意する。

photo ポータブル動画プレーヤー「MEGAVIEW 588」。最近では携帯ゲームや携帯電話でも視聴可能な製品もあるが、サイズでみるとMEGAVIEW 588もフィット感がいい
photo USBホストタイプとSDカードスロットモデルがある「MEGAPLAYER 540」。ファイルの転送方法やその他操作方法を熱心に質問するユーザーも多かった

photo 単4乾電池2本で駆動するBluetooth対応マウス「STAR MOUSE BM100」
photo 1.8インチ20GバイトHDDを搭載するポータブルストレージ「MEGA CASHE 502」。より軽量で大容量となるポータブルストレージへのニーズが高まっているためか、製品を手にとって軽さ・小ささに感嘆するユーザーも多く見られた

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