地デジ+Viiv+スマートデザインは理想のAVセンターPCか──日立「Prius Deck DH75P2」2006年春の地デジ対応モデル連続レビュー(2/3 ページ)

» 2006年03月29日 11時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

全画面再生、DVDメディアへのムーブにも対応する本格地上デジタル対応

 Prius Deck DH75P2は地上デジタル放送チューナーを搭載し、視聴・録画再生にももちろん対応する。

 なお、競合モデルに多い地上デジタル+地上アナログのダブルチューナータイプではなく(ちなみにPrius Airシリーズはダブルチューナー仕様だ)、現状、地上デジタル放送の受信エリアでない地区に住むユーザーには強く勧められないのはちょっと残念だ。Prius Deckの場合PCIが1基しかないため、ダブルチューナー化できないという小型筐体ゆえの理由といえそうで、これは仕方のないところだ。アナログ放送を視聴・録画する場合は、Prius Navistation4の機能に準拠した本機専用の「PIX-TV012-PUW for PriusPack」というUSB外付けタイプのTVキャプチャーユニットがピクセラから用意されている。

 TV視聴・録画は同社製品ではおなじみとなる「Prius Navistation4」にて行う。1つのウインドウ内にTV視聴・再生画面、電子番組表、録画番組一覧、録画予約一覧などを組み合わせて同時表示でき、いかにもTV on PC的に便利な使い方が可能である。TVをサイドバーのように配置して、PCの別機能を活用しながらの“ながら視聴”にも対応する。そして、デジタル放送を録画した番組でもハイライトシーンの時短自動再生が行える「いいとこ観」も健在だ(詳細機能はこちらを参照)。

photo TV視聴・録画、そしてハイライトシーンを自動的にピックアップし時短再生が行える「いいとこ観」機能などが備わる、TV視聴・録画アプリケーション「Prius Navistaton4」。1ウインドウ内で多数情報を選択しながら表示させることができ、リモコン使用時には専用の10フィートUIが動作するようにもなっている

photo 録画した番組はDVD-RAMへのムーブが可能である。HD放送をストリーム録画(TSモード録画)した番組はSD解像度にダウンコンバートされるが、画質レベルは任意に設定できる

 録画したデジタル放送はDVDメディアへ記録(DVD-RAMムーブ)することもできる。この部分はデジタル放送対応の家庭用DVDレコーダーと比較しても機能面で特に見劣りする部分はない。またPrius Air AR75Pと同様(レビュー参照)に、付属の液晶ディスプレイとは専用ディスプレイ端子(DVI-D形状)とD端子の両方で接続し、地上デジタル放送のフルスクリーン視聴・録画番組のフルスクリーン再生時のみD4端子接続に自動切り替えを行うことで、高解像度での視聴・再生を可能にしている。もちろんユーザーはこの仕組みをまったく意識する必要はなく、高解像度の地上デジタル放送を存分に楽しめる。

 Prius Deckシリーズはリビングルームへの設置により、AVセンター的な利用が意識されたモデルである。このようなモデルにとくに求められる静音性も、従来モデル同様にしっかりと確保されている。本体内のファンはすべてマザーボード側で制御され、高負荷時も2500rpm以下を保つ。騒音レベルは同社公称値で35デシベル以下となっており、遮音性の高い金属筐体であることも相まって動作音やファン風切り音はほぼ気にならない。

photo ケース内のファンはすべてマザーボードの制御下に置かれ、センサーで監視されている(マルチファン独立制御方式)。マルチスレッド(デュアルコア)に対応するWindows Media Encoderでのエンコード処理におけるCPUフル稼働時の状態でも、ファン回転数は2500rpm前後に保たれている(画像=左)。MPEG-2録画した番組のソフトウェア再生を行い、途中に多少のアイドリングを経て、Windows Media Encoderでエンコードした場合のCPU温度の変化。CPU温度はアイドリング時で40度を切り、ピーク時も48度を超えない。スリム筐体ながら冷却系への不安はない(画像=右)

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