あえて言おう、これは白い量産機ジ○であると――エプソンダイレクト「Endeavor NT2850 White Edition」(1/2 ページ)

» 2006年03月30日 17時05分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
Endeavor NT2850 White Edition。最少構成で9万4500円から購入できる

 最近エプソンダイレクトは、赤い筐体のデスクトップPCや天面にディズニーキャラクターをあしらったノートPCなど、コンシューマー向けに注力した製品展開を積極的に行っている。「White Edition」の名が付いたノートPCのラインアップもその1つだ。

 同社は通常、ノートPCのボディカラーにガンメタリックを用いているが、モバイル向けの「Endeavor NT350」と「Endeavor NT2850」には、このWhite Edition――白と銀のツートーンカラーを採用したモデルも用意されている。ここではその「白パソ」から、後者の「Endeavor NT2850 White Edition」(以下、NT2850 WE)に注目してみた。

清潔感あふれる「白さ」がホームユース向けをアピール

 NT2850 WEは、ベースモデル「Endeavor NT2850」の筐体色をパールホワイトに変更したものだ。一言で言ってしまえばそれだけなのだが、色から受けるイメージの影響はかなりある。通常モデルのNT2850は、質実剛健な印象のあるガンメタリックのボディでビジネスユース向けと思わせるのに対して、シンプルかつ清潔なイメージのNT2850 WEはホームユース向けとすんなり受け入れられる。後者が部屋のインテリアに馴染みやすい色であることもその一因だろう(もっとも、同社の法人向けページからもWhite Editionは購入できてしまう)。

 NT2850 WEは15インチの液晶を搭載するA4ノートPCだ。バリュークラスの製品ながら、14.1インチではなくひとまわり大きな15インチのパネルを採用したところが特徴である。画面サイズが大きくなれば映像などもより迫力を増し、アイコンや文字も見やすくなる。とくに前者は映画DVDソフトなどを視聴するホームユースでは重要な要素といえる。もちろん、NT2850と同様にTCG V1.1b準拠のセキュリティチップを実装しており、ビジネス用途にも不安はない。光学ドライブはコンボドライブまたはスーパーマルチドライブからの選択だ。重量は3キロあるので、部屋間の移動で持ち運ぶことはできるものの、基本は据え置きとして使うことになるだろう。

 それでは本体をチェックしよう。

評価機は1400×1050ドット表示に対応した15インチパネルを搭載している。このほかBTOでは同じサイズで1024×768ドット表示対応のパネルも選択できる

 やはり15インチの液晶ディスプレイは大きく、14.1インチに比べてより快適に感じる。また、本製品では液晶の解像度をBTOで選択できるが、このサイズであれば1400×1050ドット表示でもアイコンや文字が小さすぎるということはなく、高解像度パネルを選びやすい。SXGA+(1400×1050ドット)とXGA(1024×768ドット)パネルの価格差は7350円で、高解像度パネルを選択した最少構成は10万1850円からとなるが、この程度であれば評価機のように1400×1050ドットを選んでも金額的な負担も少ない。

 キーボードは標準的なサイズでピッチが19ミリ、ストロークが2.5ミリ。打鍵時にキートップを押し込む感触がはっきりとしておりタイピングはしやすい。また、EnterやBackSpace、左右Shiftキーは幅にゆとりがある。カーソルキーを一段下にレイアウトした配慮もうれしいところだ。

 キーボードの奥には左右にスピーカーが配置されるほか、そこに挟まれる形で電源スイッチとインスタントボタンがまとめられている。インスタントボタンはインフォメーション、インターネット、メール、タッチパッド(オン/オフ)の4種類。タッチパッドのドライバはSynaptics製でスクロール機能がプロパティにはあるものの動作しなかった(スクロールのプリントもされていない)。

 インタフェースは、前面にSDメモリカード/MMC/メモリースティックに対応した3in1カードスロットを搭載する。また、4基あるUSB 2.0 端子を左右側面に2ポートずつ振り分けた便利なレイアウトだ。据え置きであればマウスを接続することが多いが、入力系を一方の端子に、反対側をストレージといったように分けて使えるので、ケーブルがじゃまになることも少ない。そのほかIEEE1394ポートやアナログRGB出力、オーディオ入出力、有線LANを右側にまとめて搭載している。PCカードスロットは右、光学ドライブと排気用のスリットは左だ。背面にはACアダプタ以外のコネクタはなく、あまり奥行きのないスペースでも利用できるだろう。

本体前面(左)と背面(右)
本体左側面(左)と右側面(右)

 底面を見ると通常のノートPCにあるようなメモリやHDD用の蓋が見あたらない。底面には3本ねじがあり、これを外すと底面カバー全体が開く仕組みになっている。ノートPCの基板が見渡せるのは壮観だ。手前にHDDと光学ドライブ、中央にメモリスロット2基、奥側のやや右寄りにCPUが実装され、ヒートパイプを通じて冷却ファンに伸びている。拡張性および拡張時の作業のしやすさは特筆できる。

本体底面。メモリの増設だけでなく、HDDやCPUの換装までもがねじ3本を外すだけでできる
バッテリー駆動時間は1.5時間程度でACアダプタは手放せない。ただし、その重量は320グラム(電源ケーブル込み)と比較的軽量な部類に入る
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