写真で解剖する2006年夏モデル ――NEC「LaVie L LL770/FG」2006年・PC夏モデル特集

» 2006年04月14日 14時58分 公開
[後藤治,ITmedia]

 「LaVie L(アドバンスト)」は、性能と機能のバリエーションが多い全7モデルをそろえるNECノートPCの主力シリーズだ。ここで取り上げた「LL770/FG」は、シリーズ中で唯一本体にTVチューナーを内蔵したモデルになる(ほか2モデルのTV機能はワイヤレスTVチューナーボックスで提供される)。また、OSも本モデルだけがWindows XP Media Center Edition 2005(以下、MCE2005)を採用しており、MCE2005専用のオンライン動画配信コンテンツを視聴できるのが利点だ。初心者ユーザーの“はじめての1台”からマルチメディア用途までをカバーする多彩な機能を備えた1台といえる。

 使用感などを含めた詳細なレビューは後日お届けするとして、ここでは主な強化ポイントや新機能などを中心に写真で紹介していこう。

液晶ディスプレイとキーボード(左)。天面と底面(左)
前面と背面(左)。左側面と右側面(右)

基本スペックが着実にアップ

 ハードウェア面では、Celeron MとATI RADEON XPRESS 200Mを組み合わせた従来とほぼ同じシステムを採用するが、スペックは着実に強化されている。2006年の春モデルと比較して、CPUはCeleron M 370(1.5GHz)から同380(1.6GHz)、メモリは512Mバイトから768Mバイト、HDDは120Gバイトから160Gバイトへと向上した。とくに本製品はTV録画用にも大きな記憶領域を使うので大容量HDDの搭載はうれしいところだ。

 また、サウスブリッジがIXP 400から同450に変更されたことで、メモリがDDR2(PC2-4200)をサポートし、ギガビットLANにも対応した。HDDもSerial ATAドライブが採用され、80Gバイトの2基構成になった(ただしRAIDには非対応)。

拡張メモリスロットの下に256Mバイト×2(デュアルチャンネル)のオンボードメモリが実装されている(写真左)。HDDは前面(写真中央)と底面(写真右)にそれぞれ80GバイトのSerial ATAドライブを搭載する
CPUは本体中央の奥側に搭載され、エアフローは底面から吸気し背面に排気する(左)。冷却ファンの羽根の面積を広げ、ヒートパイプも太くなった(中央)。無線LANモジュールはMini PCI(右)

デザインを一新、細部の仕上げがより緻密に

 外観上の変更点を挙げると、キーボード奥に並ぶワンタッチボタンが大きくなり、電源ボタンの表面には円状のヘアラインのような処理が施された。また、ボディを側面から見ると、パームレスト部から底部までがシルバーとブラックの3層で塗り分けられたことで、実際の厚みよりも薄くなった印象を受ける。LaVie L(アドバンストタイプ)が持つ従来のイメージを踏襲しているため、劇的な変更ではないのだが、細部の仕上げが緻密になり高級感が増したように感じる。

Felicaポートで手軽にオンラインショッピング

 NECはPC初心者のネット活用支援として、BIGLOBEを中心としたインターネットサービス「ぱそ楽ねっと」を展開する。ぱそ楽ねっとでは音楽や有料動画などのコンテンツサービスも提供されるが、LL770/FGはその決済手段としてEdyを利用できるFeliCaポートを備えたのが特徴だ。もちろん、SUICA/ICOCAの利用履歴表示やFelica対応カードを使ったデータの保護(秘密領域作成)などさまざまな活用が行える。本体右パームレスト部にカードや携帯電話をかざすと、対応したアプリケーションのランチャーが立ち上がるので、初めて使う人でも簡単に利用できる。

左パームレストに“おサイフケータイ”などをかざすとアプリケーションが起動する(左)。ぱそ楽ねっとの開始にあわせてリニューアルされた有料動画配信サービス「ViDEO STORE」は約5万本のコンテンツをそろえる(右)。

 なお、LaVie L(アドバンスト)シリーズのラインアップには、CPUにPentiumu M 740(1.73GHz)を採用するより高性能なモデルや、ワイヤレスTVチューナーボックス「AirTV」でTV機能を提供するモデルも用意されている。AirTV付属モデルはインスタントTVには対応しないものの、アンテナケーブルを引き回す必要がないので、家の中でノートPCを持ち運んで使う機会が多い人はこちらを検討してみるのも手だ。

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