日本でもハイエンドゲーマー向けのラインアップとしてデスクトップPC「XPS 600」がすでに存在している。シルバーのフロントパネルと色を変えられるLEDランプの組み合わせというデザインには従来の「地味な」Dimensionシリーズとはだいぶ変わった「遊び」の要素が盛り込まれている。
このように、XPSシリーズは日本のユーザーがデルに対して抱いている「法人向けの大量導入PC」とは異なる、ゲームやエンターテインメントなどの「遊び」を重視した個人向けのラインアップだ。これまで日本で販売されていたのは先ほど紹介したデスクトップPCのXPS 600だけであったが、米国ではXPSラインアップにノートPCも用意されている。今回日本で登場した「XPS M1710」は米国ですでに販売されていた同じ名称の製品と同じものになる。
日本におけるデルの個人向けノートPCというと従来は「Inspiron」だけであった。そのInspironのハイエンドモデルがInspiron 9400だ。XPS M1710もInspiron 9400も高解像度(1920×1200ドット)表示の17インチワイド液晶ディスプレイを搭載したハイパフォーマンスノートPCであることは共通している。両者の違いは1つにデザイン、そして2つにBTOメニューで選択できるパーツだ。
今回登場したノートPCがXPSたる最大の特徴は「遊び」の要素を取り入れたデザインだろう。XPS 600と同様に色が変えられるLEDランプがボディの側面にある吸気用スリットと前面の左右に内蔵されたステレオスピーカー用スリットに組み込まれている。
XPS 600でLEDランプの色を変えるにはBIOSセットアップから設定しなければならなかったが、XPS M1710はWindows XPで動作するユーティリティでLEDランプの色が設定できるようになった。
また、天板部分は波面加工された金属のパネルが採用されただけでなく、従来の「Inspiron」のイメージを覆す鮮やかなレッドでカラーリングされている(なお、米国のXPS M1710ラインアップではブラックモデルもあるが日本ではレッドモデルのみ投入される)。LEDランプは天板部分の両脇とタッチパネルに刻まれた「XPS」のロゴにも内蔵されているので、いや応なしに周りへ「俺はXPSを使っているぞぉーー」とアピールすることになる。
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