全3モデルで構成されるMacBookで真っ先に注目したいのは、ボディカラーが2色あることだ。iPod nanoのように同じスペックで色違いということはなく、2GHz駆動のIntel Core Duoと容量80GバイトのSerial ATA HDDを搭載した最上位モデル「MA472J/A」のみブラックで、残りの2モデルはホワイトとなる。ちなみに、下位の「MA254J/A」は1.83GHz駆動のIntel Core Duoと容量60GバイトのHDDを備えている。
メモリは標準で256MバイトのDDR2 SDRAM(PC2-5300)モジュールが2枚実装され、最大で2Gバイトまで増設することが可能だ。直販のApple Storeでカスタマイズすると、1Gバイト(512Mバイト×2)でプラス1万1970円、2Gバイト(1Gバイト×2)でプラス5万9850円となる。
もっとも、メモリの増設作業は比較的容易に行え、底面のバッテリーを外し、3本のネジを回してカバーを取り除けば2基のメモリスロットにアクセスが可能だ。
なお、Serial ATAのHDDは回転数がいずれも5400rpmで、Apple Storeでは80/100/120Gバイトのドライブから選べる。また、HDDは落下時にデータを保護する緊急モーションセンサー (Sudden Motion Sensor) を全モデルで実装している。
スロットイン方式の光学ドライブには、上位2モデルで4倍速SuperDrive(DVD±RW/CD-RW)で、最下位モデルのみDVDコンボドライブとなる。なお、DVDメディアの2層書き込みには非対応だ。
ボディカラーやインテルCPU/チップセットの採用以外にも見どころが多く、アップルコンピュータでは初の光沢液晶“クリアワイドスクリーン”を搭載する。液晶パネルのサイズは13.3インチで、画面解像度は1280×800ドットだ。
グラフィックスはチップセット内蔵コア(Intel GMA950)がになうため、外部ビデオ出力は最大1920×1200ドットどまりで、MacBook Proのように2560×1600ドット表示は行えない。
画面の明るさは以前のiBookよりも確実に向上しており、光沢液晶にありがちな映り込みもかなり抑えられている印象だ。最近のWindows PCで多く見られる同種の液晶と比べると、比較的“落ち着いた”光沢タイプといえるだろう。ただ、正対して使うぶんには問題ないものの、視野角はあまり広くなかった(特に上下方向)。このあたりは実際に店頭で確認してほしい。
キーボードも一新された。これまでのキーボードとは異なり、キートップ部分だけがおもてに露出したデザインだ。実測したところ主要キーのキーピッチは19ミリあり、ストロークは2〜2.5ミリ前後と予想される。強くキーをたたいてもユニットがしなることなく、なかなか快適に入力できた。
なお、写真は現時点でApple Storeでのみ購入できる英語キーボードだが、店頭用モデルはすべて日本語キーボードとなる。Apple Storeでのキーボード換装サービスなどは、今のところ決まっていないとのことだ。
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