ゲートウェイ、再上陸後初のモバイルPCを投入(2/2 ページ)

» 2006年05月18日 19時30分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
前のページへ 1|2       

ノートPCで新たな市場への浸透を図る

ゲートウェイ ディレクター ジャパンカントリーマネージャーの山本浩道氏

 発表会では、同社ディレクター ジャパンカントリーマネージャーの山本浩道氏が市場の概況などを述べた。

 自社ラインアップの7割がデスクトップPCに片寄っている現状を指摘し、今後は市場で人気が高いノートPC製品を積極的に投入していきたいとし、今回のMX1020jはその第一歩だと説明した。これからもノートPCや液晶ディスプレイなどの周辺機器を拡大していくと語った。

 また、ゲートウェイとイーマシーンズの合併(2004年)を経て、現在では売り上げの約9割が米国依存となっているとし、さらなる飛躍を目指して、日本/カナダ/メキシコ/イギリス/フランスといった国際市場にも、店頭小売りチャンネルに特化して展開していくと述べた。

 米国では直販部門と法人部門の建て直しが急務だが、今年米国内に工場を立ち上げてCTO対応モデルの提供を強化するなどの対策を行っていると報告。今後も低コストな体制を継続しつつ、新しい市場に展開していくことでさらなる成長をとげたいとまとめた。

同社が持つPCブランド、イーマシーンズとゲートウェイの共通点と相異点(写真左)。中央はゲートウェイの現状を、写真右は今後の方針だ

17インチワイド液晶搭載ノートPCの投入も示唆

 山本氏にうかがったところ、日本ではゲートウェイ製品の伸び率が高く、ゲートウェイとイーマシーンズの比率がほぼ半々にまでなったという。ノートPCはゲートウェイブランドしかなく、このMX1020jを皮切りとして、さまざまなタイプの製品を展開していきたいと語り、すでに米国で発売されている17インチワイド液晶を搭載したノートPCも近いうちに投入できるだろうと述べた。

MX1020j投入のポイント(写真左)と、日本での販売パートナーをまとめたもの(写真右)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月10日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  3. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  4. M4チップ登場! 初代iPad Proの10倍、前世代比でも最大4倍速くなったApple Silicon (2024年05月08日)
  5. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  8. iPad向け「Final Cut Pro 2」「Logic Pro 2」登場 ライブマルチカム対応「Final Cut Camera」アプリは無料公開 (2024年05月08日)
  9. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
  10. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー