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» 2006年06月06日 21時51分 公開

COMPUTEX TAIPEI 2006:台北の世界貿易中心展覧大楼二楼でどうにも気になるPCパーツ (1/2)

キーノートスピーチにカンファレンス、はては「Night Party」と何でもござれのCOMPUTEX TAIPEI。しかし、やっぱり気になるのはブースに展示されている初顔見せのPCパーツだ。初日に「駆け足」で探し出した「おっ!これはなに?」を紹介しよう。

[長浜和也,ITmedia]

 今年のCOMPUTEX TAIPEIはAMDやインテルの新世代CPUやチップセットが発表された直後とあって、それに対応したマザーボードがすべてのベンダーから実際に型番が割り当てられた「製品」としていっせいに展示されている。新世代対応マザーボードのサンプルはすでにCeBITなどで紹介されているが、実機がそろったことで各ベンダーのラインアップが把握できるようになった。

 ただ、「各社一斉」であるだけに、ブースを眺めていると壁一面に全員集合! という景観になってしまってどうも変わり映えがしない。こういう状況で自分たちの優れた面をアピールしてくれるのが、次世代の技術を取り込んだ「参考展示」だ。ここでは、主に4つの会場に分かれている展示ブースから例年PCパーツベンダーが集中するHall 2のなかでとくに目を引いた「参考展示品」を「駆け足」で紹介する。

「next generation」マザーを展示するASUS

 ASUSのブースではIntel Core2 Duo対応をうたったインテルの新しいチップセット搭載マザーに混じって「ASUS Innovations」と銘打たれたPOPとともに展示されていたマザーボードがある。そのPOPの説明には続けて、より優れたパフォーマンスとよりよい「DIY」体験を実現するために新しい技術を取り込んだ次世代のマザーボード、と記載されている。

 それでは、実際にどんな機能が展示されているマザーに取り込まれているかスタッフに確認したところ、「ヒートパイプを内蔵したファンレスのCPUクーラーユニット」「別基板にしたノイズキャンセラー機能をサポートするサウンドボード」「システムの状態を表示する液晶パネルを内蔵したインタフェースパネル」などの機能が答えとして返ってきた。

 ほかの小規模な周辺機器ベンダーがすでに製品を販売している機能もあるが、これらすべての機能を標準で用意するところにASUSのマザーとしての意味が出てくるらしい。なお、基板には水冷クーラーユニットが実装されている。チップセットやメモリから発生する熱で高温になるマザーボートにとって水冷ユニットは必須であるとASUSの商品企画担当は考えているそうだ。

“next generation”とPOPに書かれたこのマザーボードにはファンレスのCPUクーラー、基板を冷却する水冷機構、PCの状態を示すディスプレイを内蔵したインタフェースパネルが用意されている

今年のマザーは「6-Quad」に進化するギガバイト

 ギガバイトのブースでもIntel Core2 Duo対応マザーやSocket AM2マザーが所狭しと展示されている。ギガバイトはCOMPUTEX TAIPEIが開催されるたびにマザーボードの新しいブランドを立ち上げているが、一昨年の「8Σ」や昨年の「iDNA」に続いて今年アピールするのが「6-Quad」に「S Series」だ。

 Quadは「Quad SLI」「クアッドコア」と最近よく耳にする「4つ」を意味する。6-Quadとは6種類の「4つ」を実装する多機能マザーボードにつけられるブランド名だ。その6種類というのが「Quad BIOS」「Quad Cooling」「Quad Triple Phase」「Quad eSAT2」「Quad Core Ready」「Quad DDR2 Slots」となる。詳細は後日改めて紹介するが、“読んで字のごとく”でなんとなく想像がつくかもしれない(なかにはちょっと無理やり、と思えなくもないものもあるが)。

 一方の「S Series」は「Silent-Pipe」(ヒートパイプを組み込んだファンレスクーラーユニット)、「Speed」(パフォーマンスチューニングとオーバークロックユーティリティをサポート)、Smart(使い勝手をよくするユーティリティ群)、Safe(安定性とセキュリティ機能)を実装したマザーボードのラインアップにつけられる。

 また、見かけは地味だが実は「画像を無線で飛ばしてしまう」システムが参考展示されていた。マザーボードのビデオ出力とサウンド出力に接続された発信側ユニットから情報を無線で飛ばし、受信ユニットにディスプレイとスピーカに接続して表示と音声出力を行わせている。対応できる最大解像度や実際のフレームレートなどは明らかにしていないが、ホームユースの可能性を広げる興味深い展示だ。

ギガバイトの「6-Quad」に対応したIntel P965搭載マザー「GA-965P-DQ6」(写真左)と同じく「4-Silent」に対応したIntel G965搭載マザー「GA-965G-DS4」(写真右)はどちらもサウスブリッジにICH8Rを搭載。Intel G965に内蔵されたグラフィックスコアはIntel GMA 3000となっている

ギガバイトのブースではIEEE 802.11 b/g MIMOで画像とサウンドを離れたディスプレイとスピーカーに飛ばしてしまえ、というデモを行っている。分かりにくいがPCの右側にあるのが送信ユニットでPCの音声出力とビデオ出力と接続している。PCの左側にある受信ユニットはスピーカとディスプレイと接続。無線LANを介して受信した映像とサウンドを再生する

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