今週の木曜日、MACS TechnologyのCPUクーラー「MA-7131」がアキバ各ショップに入荷された。価格は1万2800円で、在庫は潤沢だ。Socket 754/939/940に対応する「MA-7131-A」と、LGA775向けの「MA-7131-I」をラインアップしている。
MA-7131は、電流によって金属の熱を移動させる「ペルチェ素子」を採用したCPUクーラー。ペルチェ素子によってCPUから吸い上げた熱は、4本のヒートパイプとアルミ製のフィン、9センチのファンによって放熱される仕組みだ。Athlon 64 X2 4800+や、Pentium Extreme Edition 965など、ハイエンドなCPUにも対応する強力な冷却能力を備える。
その一方で、消費電力はペルチェ素子部分だけで60ワット必要とするため、電源ユニットは定格出力400ワット以上のものが推奨されている。なお、CPUクーラーに加え、ペルチェ素子を制御する5インチベイ搭載型のモニタリングパネルも付属する。
CPUクーラーで1万円を超える製品はほとんどないが、売れ行きは好調だという。高速電脳は「(幻想ではなく)ペルチェ素子の能力を理解している人が買っていきますね。高価なので初回は少数しか入荷しなかったのですが、意外なほど売れています。最近の暑さの影響も大きいでしょう」と話す。
今年は酷暑が予想されており、冷夏と言われた昨年に比べて、冷却パーツが数倍売れると皮算用しているショップもある。このことはメーカーも承知しているようで、今後もより多くの新製品が登場する可能性は高い。冷却パーツの動向に要注目だ。
製品: | MACS Technology「MA-7131-A/I」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 1万2800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万2800円 |
TSUKUMO eX. | 1万2800円 |
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