レビュー
» 2006年07月19日 21時14分 公開

新世代光学ドライブ搭載ノート連続レビュー第1回:HD DVD-ROMドライブとフルHD対応が自慢──東芝「Qosmio G30/697HS」 (3/4)

[坪山博貴,ITmedia]

デジ・アナで統一された操作性が魅力のTV機能

東芝のDVDレコーダー「RD」シリーズに操作性を準拠させたリモコン

 G30/697HSは、地上デジタルとアナログのダブルチューナーを搭載する。DVDレコーダーのRDシリーズを擁する同社製品らしく、自社開発のチューナーユニットを採用するなど画質にたいする力の入れようは大きい。G30/697HSのTV機能で最も評価できるのはデジタル放送とアナログ放送でソフトウェアが統一されていることだ。すでに富士通、ソニーからデジタル、アナログの両方の放送に対応する製品が登場しているが、どちらも地上デジタル放送に関してはピクセラ製のソフトウェアをつかっているため操作の共通化は実現されていない。TV機能における操作の統一という点でG30/697HSはライバルの一歩先を行っている。またリモコンも旧デザインながらRDシリーズに準拠したもので、こちらもAV機器的な操作性を実現している。

リモコン操作の入り口になる「Qosmio AV Center」のTV機能にアナログ/デジタルといった区分はない
これはリモコン操作時の電子番組表。数の多い地上デジタル放送ですべてのチャンネルを表示しても画面にまだ空きがある
地上デジタル放送の予約画面。番組延長などに関する設定はないが,デジタル放送ではリアルタイムで番組情報が更新されるのでスポーツ中継などの延長があっても追従して録画する。画質の設定はなくTS録画(放送波をそのまま保存)のみだが,この点は競合製品でも同じだ

これはマウス操作時の電子番組表。録画予約や録画番組一覧も同時に表示できる。放送を視聴しながら操作できる。そのデザインは解像度に対して最適化されているとは言えない

 残念なのは1920×1200ドットというディスプレイ解像度への最適化が果たされていないことだ。とくにマウス操作用の画面レイアウトでは非常に一覧性が高いが、その代わりに文字サイズが小さすぎる画面デザインになってしまっている。ソフトウェア自体はQosmioシリーズ共通となっている関係でなかなか対応にも手間がかかるのだろうが、この点は改善を望みたい。

 今回はタイミングの問題で動作確認ができなかったが、ソフトウェアアップデートで録画した地上デジタル放送のDVD-RAMへのムーブがサポートされた。SD解像度のMPEG-2へソフトウェアエンコードしながらダビングする形になるが、DVDレコーダなどの民生機で再生可能な汎用フォーマットでDVDメディアへ保存が可能になった意味は大きいだろう。

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