デル、バッテリー自主回収の国内対応を発表

» 2006年08月15日 13時58分 公開
[ITmedia]

 デルは8月15日、米Dellが8月14日に発表したバッテリーのリコールを受け、国内でも対応を開始した。

対象となるバッテリーパックの形状

 自主回収の対象となるのは、Dell Latitude、Inspiron、XPSおよびDell Precision Mobile Workstationに搭載されて販売された特定のバッテリー。このソニー製セルを使ったノートPC用のバッテリーは、「極めて稀ながら、過熱した結果発火する可能性がある」という。なお、これらのバッテリーは、2004年4月1日から2006年7月18日にかけて出荷されており、修理交換用として販売された可能性もあるとしている。

 リコールの対象となるのは上記のPCすべてではなく、バッテリーのロットによって異なり、該当バッテリーの判別はバッテリーパックの背面に記載された部品番号で確認できる。詳細な情報は同社サイトに公開されている(無償交換の手続きはオンラインで行うことができる)。

 なお、自主交換の対象となっているのはワールドワイドベースで410万台のノートPC用バッテリーとなるが、国内で販売された該当数についてはノーコメントだった。

自主回収対象部品番号

 なお、この件についてソニー広報に問い合わせたところ、発火事故の一因がソニーエナジー・デバイス製のバッテリーセルにあるとしながらも、(わずかな可能性として)実際の発火にいたるまでには、該当バッテリーを搭載する機種の構成や充電環境の組み合わせにも原因があるという。

 同セルはソニーのノートPC「VAIO」シリーズでも一部採用されているが、これが原因で不具合を示す報告は受けていないとコメントしている。(14:47追記)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月25日 更新
  1. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
  2. “家中どこでもコンセント”を実現 日常で使いたくなる実売1.5万円のポータブル電源「BLUETTI AORA 10」を試す (2025年12月24日)
  3. 「買うならお早めに」が悲痛な叫びに変わった年末 猛暑の後に“価格高騰”の寒波が襲った2025年PCパーツ街 (2025年12月25日)
  4. クラウドストレージの金銭的負担が増してきた 回避策としてTerraMasterのNASキット「F2-425」を使ってみた【セットアップ編】 (2025年12月23日)
  5. Ryzen 5 3500U搭載のミニPC「GMKtec NucBox G10」が20%オフの3万4999円に (2025年12月23日)
  6. 最大25Gbps! NTT東日本が国内最速インターネットサービス「フレッツ 光25G」を2026年春から提供 (2025年12月23日)
  7. ヨドバシ限定、180Hz駆動の“ブラウン管風”ゲーミングディスプレイが9980円で販売中 (2025年12月24日)
  8. なぜ発売? ドローン規制が厳しい日本でInsta360の新ドローン「Antigravity A1」が登場 その背景は (2025年12月23日)
  9. 25Gbpsインターネット時代の“モンスターマシン” ミニワークステーション「Minisforum MS-02 Ultra」を試す (2025年12月25日)
  10. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー