外交官ナンバーだって容赦しないぜ――アキバの駐禁事情:週末アキバPickUp!番外編(1/2 ページ)

» 2006年09月21日 20時05分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

秋の全国交通安全運動スタート、そのとき秋葉原では

 毎年恒例の交通安全運動が全国でいっせいに始まった。このところ飲酒運転がニュースで取り上げられることが多いが、今年は「高齢者の交通事故防止」が運動の基本となっているらしい。

 秋葉原の駐禁事情を見ると、二輪ドライバーを恐怖に陥れたのが今年6月から施行された「改正道路交通法」だ。従来バイクやスクーターは駐禁が取られにくく、アキバでは配送のトラックとバイクの駐車は日常茶飯事だった。ところが道路交通法の改正により、駐車違反取り締まりを民間に委託する「駐車監視員活動」が認められ、バイクも取り締まりを受ける機会が非常に増えた。

赤い線が最重点路線、黄色い線が重点路線、水色のエリアが最重点地域、薄い緑は重点地域だ。秋葉原近辺は違法駐車取り締まりの重点地区だらけなのが分かる(万世橋警察署 駐車監視員活動ガイドライン)

 また、とくに駐禁が取られやすい重点路線が定められ、ガイドライン(万世橋警察署 駐車監視員活動ガイドライン/PDFファイル)を見るとアキバのメインストリートである中央通りは、違法駐車取り締まり最重要路線、かつJR秋葉原駅周辺は同最重要地域とダブルリーチの状態になっている(さらに外神田1丁目一帯は自動二輪の重点地域にも指定されている)。中央通りを歩いていると緑色の制服に身を固めた2人組をよく見かけるが、これが駐車監視員だ。おつかれさまです。

 駐車監視員は、違法駐車を見つけるとデジカメによる証拠写真を撮り、ステッカーを貼る。運転者が自主的に違反を認め反則金を支払わない場合でも、ナンバープレートの撮影により「逃げ得」をなくしたわけだ(仮に拒否すると車検が受けられなくなる)。また、アキバの駐車監視員はこれらの作業を5分程度で完了すると言われており、練度が高いことでも有名。実際これによって中央通りからバイクの駐車はかなり減った。

青地に白のナンバーは……

 さて、筆者が秋葉原での用事をすませて中央通りを銀座方向に進んでいると、例によって駐禁ステッカーの貼られたスクーターを見かけた。ホンダのジャイロキャノピーだ。見慣れた光景なのだが、なんか違う。

 通常、駐禁ステッカーは黄色いものが1枚だけ貼られる。バイクの場合は右アクセルかシートに貼られるケースが多いが、この3輪のジャイロキャノピーはフロントスクリーンに貼られていた。しかも黄色い紙だけでなく、青と白の紙もおまけについている。そこには駐車違反がどのようなものであるかを説明する文章が書かれてあったのだが、なぜか英語。

 よくよく見るとナンバープレートが青い。ジャイロキャノピーを含むホンダスリーター(前輪×1、後輪×2の3輪スクーター)は、一時期、後輪のトレッドを500ミリ以上に改造してミニカー扱いの水色ナンバーにするのが流行った。ミニカー扱いにすると税金がちょっと上がり、運転に第一種普通自動車運転免許証(いわゆる普通免許)が必要になる代わりに、50cc以下の原付に課される30キロ速度制限や二段階右折制限がなくなるのだ(申請次第ではヘルメットも不要)。でもこのスクーターはトレッドが改造された様子もないし、そもそもナンバーは水色ではなく青。青地に白抜きで“外”の文字……おいちょっとまて、これ外交官ナンバーか!?

外交官ナンバーの3輪スクーター自体めずらしいが、さらに駐車禁止のステッカーまで貼られている
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