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グラフィックスワークステーション級の性能を――「Endeavor NJ5000Pro」(1/3 ページ)

» 2006年10月05日 15時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 エプソンダイレクトの「Endeavor NJ5000Pro」はCPUにCore 2 Duoを搭載したA4ノートPCだ。これまでハイエンドであった「NT9500Pro」(現時点で併売)の後継として新たなフラッグシップに位置付けられる。Core 2 Duoを採用するノートPCの中にはCore Duo搭載製品へのバリエーション追加であったり、マイナーチェンジに留まる製品も多いが、本製品の場合は搭載可能なCPUをCore 2 Duoに統一したうえでフルモデルチェンジを行っている。

 外観からチェックしていくと、同社製品ではめずらしいワイド液晶にあわせた形の横長のデザインになった。NT9500Proに比べて幅は11ミリほど広いが、奥行きが14ミリ縮小されており、フットスペースに大きな差はない。また、ディスプレイ側は上下のフレーム部分の幅が狭くなることで、デザイン的にはよりスマートになっている。

 今時のハイエンドノートPCと言うと、17インチディスプレイを採用する代わりに持ち運びを拒否したようなサイズ、重量の製品もめずらしくないが、本製品はあくまでA4ノートと呼べるサイズを維持し、重量も2.93キロ(ミニマム構成時)に抑えている。屋内での移動や時折持ち出す程度であれば不便のない可搬性を持ち、この点に関してはNT9500Proの特徴をしっかりと継承している。

 厚みは最前部が28.7ミリ、最後部が45.5ミリと前方が薄く、横から見るとくさび形の先端をスパッと切り落としたようなデザインだ。これはそのままボトムケースのデザインとなっており、キーボードの適度な傾斜と低いパームレストという、一般に好ましいとされるレイアウトも実現している。本体の厚みが35ミリでほぼ均一であったNT9500Proと比較するとカバンの中に入れる場合などは不利と言えるが、このクラスのノートPCであればユーザビリティと可搬性、どちらを優先するかとすればやはり前者だろう。また、同社の製品では可搬性とパフォーマンスのバランスを取ったA4スリムノートPC「NA701」もラインアップしているため、本製品では何かを犠牲にしてまで可搬性を優先する必要がなくなったとも言える。

本体前面/背面/左側面/右側面

幅広い用途をカバーするBTO

 幅広いBTOが可能なスペックを確認しておくと、CPUにノートPC向けCore 2 DuoのT5500/T7200/T7400/T7600を採用し、メモリはPC2-5300を最大2Gバイト、HDDは40〜160Gバイト、光学ドライブはDVD±DLメディアへの書込みにも対応するスーパーマルチかコンボドライブが選択可能となっている。ディスプレイは15.4インチのパネルに1920×1200ドットか1680×1050ドットの解像度を選択可能。なお、HDDは100Gバイトだと7200rpmタイプも選べる(ほかは5400rpm)。

 GPUは1680×1050ドットのディスプレイではATI Mobility Radeon X1600(512Mバイト)固定となるが、1920×1200ドットならATI Mobility Radeon X1600(512MB)かOpenGL対応のATI Moblity FireGL V5200(512MB)が選択が可能。ハイスペックなCPUと大容量メモリにFireGL V5200を組み合わせることでCADや3DCGなどを扱うこともできるわけだ。BTOによっておおむねパフォーマンス的にはミドルレンジからハイエンドまでをカバーし、さらにOpenGL対応ビデオチップを選択可能とすることでグラフィックスワークステーション用途までをカバーすることになる。

 なお、評価機の仕様は1920×1200ドットディスプレイ、Core 2 Duo T7600(2.33GHz/4MバイトL2)、メモリ1Gバイト(512MB×2、デュアルチャンネル)、7200rpm 100Gバイト HDD(日立HTS721010G9SA00)、スーパーマルチドライブ、Moblitiy FireGL V5200の組み合わせだ。グラフィックスワークステーション用途には少々メモリが心もとないが、ノートPCとしてはかなりのハイスペックといえる。Bluetoothも標準で装備しており、Bluetoothデバイスとのデータ交換や、ワイヤレスヘッドセットなどの利用に加え、A2DPもサポートしワイヤレスヘッドフォンの利用も可能だ。

評価機はCore 2 Duo T7600(写真=左)とMoblitiy FireGL V5200(写真=中央)を組み合わせた構成。内蔵Bluetoothは「A2DP」や「AVRCP」もサポートしており、手持ちのMobilecast MPX2000やau W44T付属のオーディオレシーバーで問題なくステレオ音楽再生ができた。後者ではWindows Media Playerのリモート操作も可能だった。また著作権保護機能であるSCMS-Tにも対応している
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