PC USER Pro

グラフィックスワークステーション級の性能を――「Endeavor NJ5000Pro」(3/3 ページ)

» 2006年10月05日 15時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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期待通りの高いパフォーマンスを発揮

 それではパフォーマンスをチェックしていこう。仕様機の構成はすでに触れているが、価格も34万2825円(税/送料込)となりスペックを反映して価格もハイエンド。これに見合う性能を期待してしまう。

 PCMark05のスコアは5000に迫る4921を記録。これはノートPCとしてはトップクラスのスコアだ。一昔前のOpenGL対応ビデオチップではあまりパフォーマンスを期待できなかったDirectXベースの3D描画性能も、3DMark05の標準設定で4134と、ミドルレンジの一般的な3Dビデオチップに引けをとらないパフォーマンスを発揮している。FFベンチに関してもHighで5000を超えるなど、よほどヘビーな3Dゲームタイトルでない限り不満なく楽しめるレベルにある。

PCMark05(画面=左)、3DMark05(画面=中央)、FFベンチ(画面=右)

 OpenGLでの3D描画パフォーマンスに関しては「SPECViewPerf 9.0.2」を用いた。

SPECViewPerf 9.0.2

 単体でのスコアだけでは分かりづらいと考え、参考までにCore 2 Duo E6600(2.4GHz)、nVIDIA GeForce7600GTを搭載したデスクトップPCでも計測を行なってみた。ちなみにこのPCでの3DMark05は6000台となり、DirectX環境下では本機よりも高いパフォーマンスを示している。CPUクロックも若干異なるが、一般的なミドルレンジの3DビデオチップとOpenGL対応ビデオチップが、OpenGL環境でどの程度パフォーマンスが違うかの比較には使えるはずだ。

 その結果、本機はCPU動作クロックやFSBで不利だが、すべての項目でデスクトップPCを上回った。もちろん少々不公平な比較であることは承知のうえだが、OpenGL環境下において対応ビデオチップの意味がどれだけ大きいか、またユーザーが自由にGPUを交換できないノートPCにおいて、OpenGL対応のGPUを選択できることがいかに重要かは理解できるだろう。

高解像度を要求するさまざまな用途に対応

 本機を特徴付けるのはやはり液晶ディスプレイだろう。1680×1050ドット、1920×1050ドットという2つの選択肢はいずれもノートPCとしては極めて高い解像度だ。さらにBTOにおける制限が小さいため、仕様機のようにパフォーマンス重視で高解像度ディスプレイを利用したいというユーザーはもちろん、ビジネスユースにおいてリーズナブルに高解像度ディスプレイを利用したいというユーザーにも対応できる。

 例えば1680×1050ドットディスプレイにCore 2 Duo T5500、メモリ1Gバイト、HDD 80Gバイト、コンボドライブ、無線LANという「特に何かをケチった」ということはない仕様でもほぼ20万円で購入できるし、もちろんこの仕様でも「Windows Vista Capable PC」の条件を余裕を持って満たしている。

 ここ数世代で評価されている同社のユーザビリティへのこだわりも健在で、従来モデルからの改善点も多い。動作音についてもベンチマーク実行時などにわずかにファンの回転音が聞こえてくるほかは、十分に静音性が保たれていると感じた。ただ、右パームレストの発熱は、マウスを接続せずにタッチパッド中心で利用する人にはちょっと気になるかもしれない。

 ノートPCとしてミドルレンジからハイエンドまでを広くカバーし、付属ソフトも含めいっさい無駄を省いたスペックで購入できる点は、大手PCメーカーの製品にはない魅力といえる。さらに同社ならではの長期のパーツ無償保証(標準で3年間)が加わる点は、一般的にユーザーがパーツ交換をすることが簡単ではないノートPCにおいて、大きな魅力の1つとなるはずだ。

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