この秋注目の「クアッドコア」と「スイーツ」

» 2006年10月27日 17時29分 公開
[ITmedia]

 インテルは10月27日に、Core2 Quadや次期ノートPC向けプラットフォーム「SantaRosa」などに関する関連情報を関係者に説明した。これは、インテルが自社製品に関する情報を定期的に紹介する「インテルクライアントレギュラーアップデート」の一環として行われたもので、今回の内容は「まもなく登場するクアッドコアCPU」「1チップでテラプロップ性能を実現」「Santa Rosa」「UMPC向けCPU」「Viiv」などなど、先日米国で行われたIDF Fall 2006のダイジェスト版という構成。

 まもなく登場する予定のクアッドコアCPU「Core2 Extreme QX6700」や2007年第1四半期に登場する予定の「Core2 Quad」について、会場ではPentium 4 540(動作クロック3.20GHz)搭載PCとCore2 Extreme QX6700PCで10枚のROWデータをJPG形式に変換する処理時間を比較するデモが行われた。

クアッドコアのパフォーマンスをアピールするデモは10枚のRAWデータをJPGファイルに変換する時間を比較した。インテルの検証ではPentium 4 540で2分かかる処理をCore2 Extreme QX6700は45秒で終了させるという

 Santa Rosaの説明では、無線LANモジュール「Kedron」でサポートする予定のIEEE 802.11nについて阿部剛士インテルマーケティング本部本部長が説明。現在のスケジュールではIEEE 802.11nの正式承認前にSanta RosaがKedronを組み込んで登場することになっているが、インテルはアクセスポイントのメーカーと事前に運用検証作業を行って、正式承認後もそのまま使えるようにすると阿部氏は述べている。

 Viivテクノロジーの説明では、ノートPCがViivプラットフォームPCに保存されていコンテンツにネットワーク経由でアクセスして視聴するツール「インテル メディア・シェア・ソフトウェア」のデモを紹介。コンテンツファイルの場所を分かりやすく表示するユーザーインタフェースを実装したこのユーティリティは、エンドユーザーがダウンロードする形式ではなく、ノートPCメーカーのみに配布される予定だ。

説明会では今後予定されているプロモーションについても紹介された。その中の1つとして、以前、女性向けPCバックを共同開発したFURLAとのコラボレーション企画第2弾が予定されている。これはFURLA銀座店地下1階の「FURLA cafe by ESPPRESSO 0039」で無線LANサービスを提供するもので、これを記念して11月1日から11月30日の間、無線LANを利用してワンドリンクを注文するとケーキ「インテル ブルータルト」がサービスされる

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