インタビュー
» 2006年11月10日 17時27分 公開

MacBookはCore 2 Duo搭載の最強バリューノートか (2/3)

[林信行,ITmedia]

Macという選択で得られるもの

――なるほど、PowerPC G4マシンのユーザーには乗り換えの恩恵が大きそうですね。では、もう1つのターゲットと言われたWindowsユーザーについてはいかがでしょうか。彼らはMacのノートに移行することでどういったベネフィットがあるのでしょう。

服部 多くの人がまず喜ばれるのが「インスタントウェイクアップ」という機能ですね。ノートPCの場合は、使い終わるたびにいちいち電源を落としたりせず、スリープという状態にして持ち運びますが、MacBookに限らずMacはすべてこのスリープからの復帰が劇的に早い。

 例えばビジネスのミーティングなどで、ちょっと資料を見せようとかしているときでも「ちょっと待ってくださいね……あ、いや、もう少し待ってください」といつまでも相手を待たせながらヤキモキする必要がなく、MacBookを開いた瞬間すぐに液晶画面がつき、作業ができる状態に入っているのです。

 もちろん、1番のメリットとして挙げたいのは、アップルが5年来唱え続けている「デジタルライフスタイル」の素晴らしさを体験できることです。

――具体的に説明してください。

服部 そうですね……例えばパーティーなどで友達と集まって楽しいひとときを過ごす。その思い出を、デジタルカメラで残してもよいですけれども、ここではMacBookに内蔵されたiSightカメラを使う「PhotoBooth」で撮影したとしましょう。これはパーティーなどで使うと楽しいアプリケーションなので、ぜひ友達や家族と一緒に試してみてください。

 その後、これらの写真はワンクリックでiPhotoというソフトに取り込めますし、ほかの写真と一緒に、しっとりとした音楽付きのスライドショーとして楽しむこともできます。その時の思い出を、今回パーティーに来れなかった友達に伝えるのもワンクリック。すぐに電子メールのソフトが起動し、その時の気持ちが覚めないうちに相手に伝えることができます。

 もし相手もMacを持っていれば、iChatというソフトを使ってビデオチャットを楽しむこともできるでしょう。MacBookならIEEE 802.11g対応の無線LAN機能を標準で内蔵しているので、パーティーに来ている友達の間で代わる代わる話したり、別の部屋に移動する、といったことも簡単です。

デモでは「PhotoBooth」や「iPhoto」「iChat」などの実演が行われた。みんな楽しそうだ

 また別売のアダプタを使うことで、こうして簡単にTVやプロジェクターにつないで楽しめるのも楽しいところです。同じスライドショーでも、こうしてリビングの大型TVに映し出すとひと味違った印象になりますね。

――それは、Macである必要があるのでしょうか。

 もちろん、同じようなことはMac以外のPCでもできるでしょう。ただしそれを実現するためには、新たに購入しなければならない機材や、セットアップの手間、そして取り回さなければならないケーブルなど、ハードルが高い。Macでやったほうが明らかに簡単です。さらに言えば、そうした裏方の作業にコストを割かなくてよい分、Macのほうが楽しみも増すのではないかとも思います。

――実際にそういったことを認めて、Macを買っている人は増えていますか?

服部 例えば米国では、ノート型PCで小売店での販売がシェアが10%を超えるといった具合に、人気は上向いています。

 この人気を支える人たちは、やはりクリエイティブなマインドを持つ人や、ライフスタイルに対する感度の高いユーザーが多いですね。その中には、これまでもMacやAppleというブランドにそれなりの興味を持ちながらも、どこかで「これは自分のものじゃない」と考えて避けてきた人たちが大勢います。それがMacにIntelのCPUが採用されたことで、心理的な垣根を超えることができたのかもしれません。

――実際に一般のビジネスマンなどが、Macのノートに乗り換えたとして不自由はないんでしょうか。

服部 ええ。今でしたらビジネスに必要なソフトの多くは、Macでも利用ができますし、万が一、動かないソフトがあったとしても、ParallelsBootcampを使えば、本物のWindowsを通して利用できるわけですから。

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