La Foneraのサイズはタバコのボックスよりもほんの少し大きい程度と、かなりコンパクトだ。コネクタは有線LANが1つとACアダプタだけ。設置は簡単にできる。ACアダプタを接続してしばらくするとINTERNETのインジケータが点灯するはずだ。

届いた内容物(写真=左)。ステッカーが2枚入っている。自分のアクセスポイントをアピールするためらしい。CD-ROMに入っているのはマニュアル。多言語に対応したマニュアルが添付されているが、日本語マニュアルは別紙(写真=右)。さて、無線LANが利用可能なPCから「ワイヤレス ネットワーク接続」を開き、「利用できるワイヤレス ネットワークの表示」を選択すると新たに2つのアクセスポイントが見つかる。このうちSSID「FON_AP」が外部に公開されるアクセスポイントになる。セキュリティで保護されていないネットワークだ。もう1つはSSID「MyPlace」。こちらはセキュリティで保護されたプライベートなアクセスポイントとして利用できる。
まずはLinusになるために自分がアクセスポイントを設置したことをFONに通知しよう。先ほどの新しいアクセスポイントのうち、パブリックな「FON_AP」に接続する。セキュリティで保護されていないため、単純に「接続」をクリックするだけで接続できるはずだ。接続が完了したらブラウザを起動し、どこでもよいのでアクセスする。
すると自動的にFONの認証ページにリダイレクトされる。ホテルなどのインターネット接続サービスでよくあるパターンだ。ここでFonero登録時のメールアドレスとパスワードを入力して認証がすれば、その後はほかのサイトにもアクセスできるようになる。他者のアクセスポイントに接続する場合も同様だ。


ワイヤレスネットワークを検索すると新たに2つのアクセスポイントが検出される(画面=左)。外部公開アクセスポイントは暗号化されていない。つまり、接続にはキーなどは必要なく、その後ブラウザ上から認証処理を行う(画面=中央)。どこかにアクセスしようとするとFONの認証画面にリダイレクトされる。ホテルのインターネット接続サービスなどでよく見かけるタイプだ(画面=右)初回時はルータの登録を行う。住所をずいぶんと詳細に入力させられるが、あまりきちんと入力しなくても通るようだ。登録が完了すればAlienからLinusになる。おめでとう。これで世界中の「FON_AP」を無料で利用できるようになった。
また、SSID「MyPlace」に接続すればセキュリティで保護された、通常の家庭で使うワイヤレスネットワークとして利用できる。自分自身のルータを使う場合はこちらを選択するとよいだろう。接続にはWPAのキーを入力する。キーはデフォルトでLa Fonera背面に貼られたシールに書かれているシリアルナンバーになっている。

ルータを登録して初めてLinusとして他者のアクセスポイントを利用する権利を獲得できる。アドレスバーを見るとどうやらLa FoneraのMACアドレスを送っているようだ(画面=左)。ユーザメニュー。コミュニティサイトの一面もある(画面=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.