SDカードタイプのワンセグチューナーで山手線をぐるぐる――「Telebit」を試す:罰ゲームベンチ再び(2/2 ページ)

» 2007年04月25日 11時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]
前のページへ 1|2       

3本のアンテナを使い分けて、短所を補う

恒例の山手線チェック

 Telebitで使えるアンテナは、本体内蔵タイプと伸縮可能なロッドアンテナ、1.5メートル長のテーブルアンテナの3種類。屋外での視聴は内蔵アンテナとロッドアンテナを併用することになる。

 今回も山手線に乗って感度をチェックしたが、走行中の電車内という環境を考慮して、感度の良いロッドアンテナを装着し、最長に伸ばした状態で計測した。会社や学校からの帰宅を想定して、平日の夕方に外回り方面に乗り込む。天気は晴れ。池袋〜品川間は車内が混雑していた。しかし毎度のことながら罰ゲーム感が漂うベンチマークテストだなぁ。


5秒以上問題なく受信した場合は「○」、コマ落ちが頻発したら「△」、受信できない場合は「×」とした。2周して成績の悪いほうを採用している(表=左)。年末にテストしたほかのワンセグチューナー6モデルと比較。日時が異なるため、あくまで参考値としてみてほしい(表=右)

 五反田〜秋葉原間は、東京タワーの近くを走るため比較的良好な結果が得られたが、それ以外のエリアではほとんどのチャンネルでコマ落ちが発生したり、受信できない状況が続いた。実用に耐えうるレベルで半数以上のチャンネルを鑑賞できたのは、田町〜東京間。前回とは環境が異なるため正確な比較はできないものの、年末にテストしたほかのワンセグチューナーと並べると、7チャンネル受信できたエリアはそこそこ多めと言える。ただし、まったく受信できなかった区間もあり、場所によって差が激しい印象だ。

 ちなみに、内蔵アンテナのみでも同様に感度をチェックしたが、予想通り著しく感度が落ちた。田町〜東京間ではNHK総合と教育、日本テレビ、TBSが視聴できたが、コマ落ちが頻発している。感度の悪い環境で視聴する場合、ロッドアンテナの効果は大きい。ただ、ロッドアンテナを最長に伸ばすと重心がヒンジから離れるため、しっかりと固定できないのが気になった。縮めて使うぶんには問題ないので、感度とのバランスを見ながら長さを調整するといいだろう。

 一方、屋内で視聴する場合は、テーブルアンテナを屋外に設置することで最大限の感度を得られる。底部がマグネットになっているので、エアコンの室外機や鉄製の戸袋などに貼り付けられる。東京都大田区の端にある筆者の事務所でテストしたところ、アンテナを屋外に設置したら東京MXテレビを含むすべてのチャンネルが視聴できた。なお、屋外設置が難しい場合は、テーブルアンテナを屋内に置いても、ロッドアンテナ以上の感度が得られた。

ロッドアンテナは接続部がやや甘め。外れることはないが、斜めにすると倒れてしまう(写真=左)。テーブルアンテナを屋外に置けば、快適に視聴できる。録画予約しても安心して放置できる(写真=中央)。本体の先端にアンテナ取り付け口があり、外部アンテナを付け替えて利用できる(写真=右)

 内蔵アンテナの感度は今ひとつだったが、状況に応じてロッドアンテナやテーブルアンテナが使えるのは魅力的だ。感度至上主義でいくなら、カバンにテーブルアンテナを詰め込んで出かけることもできる。チューナー本体はノートPCに装着したままにしてもかさばらないので、内蔵チューナーに強化アンテナをオプションで付けるような感覚で使いこなせる。ハードウェアによって、携帯性と感度のバランスをとれるのが最大のメリットだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月28日 更新
  1. 有機ELの新型「iPad mini」発表 A20 Pro、IP67対応、8.5型に大型化して11万9800円から (2026年10月26日)
  2. 機能は同じでも印象はガラリ カメラなしスマートグラス「Even G2」にべっ甲柄の新色 新しい偏光サングラスクリップやチェーンも登場 (2026年10月27日)
  3. Apple、M6チップの新型「iMac」発表 CPU/GPUを最大12コアに強化、AI処理はM4の最大5倍 24万9800円から (2026年10月27日)
  4. Google「Fitbit Edge」先行レビュー Fitbit AirやPixel Watch 5との違いと選び方を解説 (2026年10月27日)
  5. M6チップの新型「14インチMacBook Pro」登場 CPUとGPUが12コアに、バッテリー駆動はMac史上最長の24時間 (2026年10月27日)
  6. サンワ、計160W給電+デュアル4K出力に対応したType-C接続対応の多機能拡張ドック (2026年10月27日)
  7. 「LAVIE Tab」の8型スタンダードモデルと12型クリエイティブモデルをマイナーチェンジ 想定ユーザー層を踏まえたスペック変更 (2026年10月27日)
  8. 試して分かった新型「iPad mini」 欲張りすぎない進化で絶妙なコストパフォーマンスを獲得 (2024年10月22日)
  9. NECPCが個人向け「LAVIE」ノートPCの新モデルを10月29日に発売 一人一人の“LAVIE(人生)”に寄り添う製品を拡充 (2026年10月27日)
  10. ゴジラ襲来の避難検証からマンドレイクの試食まで! 「CEATEC 2026」で見つけた驚きの技術5選 (2026年10月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー