いつでもどこでもTVが見たい――ワンセグチューナー徹底比較(第1回):最強モデルはどれだ!(1/2 ページ)

» 2007年01月18日 13時05分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]

 ロジテックの「LDT-1S100U」とバッファローの「ちょいテレ DH-ONE/U2」が2006年9月に登場したのを皮切りに、PC周辺機器メーカーから次々とワンセグチューナーが登場した。家電量販店や家電量販店では、長く続いているチューナーカードの売れ行き停滞をカバーするように、猛烈な勢いで売れている。

 第1回で評価するのは、USBスティック型チューナーの先陣を切ったロジテックの「Dialive LDT-1S100U」と、単体で購入できる初のPCカード型であるエスケイネットの「Monster TV 1D」、12月中旬に登場したグリーンハウスのUSB型チューナー「W-one」の3製品だ。

単品発売のワンセグチューナー第1号「Dialive LDT-1S100U」

 LDT-1S100Uのサイズは26(幅)×95(奥行き)×12(厚さ)ミリで、ほかの製品に比べるとひとまわり大きい。USBポートに接続すると約10センチも張り出すのは、モバイルでの使用時はネックとなる。逆に、持ち歩く際はUSB端子とアンテナが本体に収納できるので、ポケットに入れてもキャップやアンテナが紛失することはない。自宅で使うときは、ケーブル長1.4メートルのUSBスタンドで受信感度の良い場所に設置することが可能だ。とはいえ、アンテナ自体の性能は変わらないため、飛躍的な感度の向上は期待しづらい。

ロジテック「Dialive LDT-1S100U」(写真=左)。ノートPCに挿すと、横に約10センチ張り出す(写真=中央)。付属のUSB延長ケーブル付きスタンド。室内では窓際において、最大限受信感度を高めることになる(写真=右)

 LDT-1S100Uはちょいテレよりも先に発表・発売された製品で、初期ロットでは録画ができなかった。ただし、現在は同社のサイトで録画機能を追加するパッチが提供されており、視聴中の番組を接続しているマシンのHDDに保存できる。外部ストレージへの書き出しやコピーは非対応だが、これは単体で販売するのすべてワンセグチューナーで共通だ。

 テレビソフトの操作ボタンはスタンダードな並びで、テレビキャプチャーカードを使ったことのあるユーザーなら、説明書を見なくてもすぐに使いこなせる。テレビ画面のサイズが320×240ドットから全画面サイズまでドラッグで無段階に調整できるのは便利だが、“斜め”方向に拡大できるのは画面の右下のみなので、操作をマスターするまではやや戸惑う。なお、字幕表示とデータ放送は最新アップデート版でも非対応だ。

LDT-1S100Uのテレビソフト※出荷時のバージョン(画面=左)。ウィンドウのサイズ変更は微調整が可能だが、斜めに拡大するポイントが少し見つけにくい。サブウィンドウの切り替えはすばやくできた(画面=中央)。アップデートプログラムにより、視聴中の番組録画と、2カ国語(日本語と英語)の切り替えにも対応する(画面=右)

データ放送が楽しめるPCカード型「Monster TV 1D」

 Monster TV 1DはPCカード型で、サイズは54(幅)×115(奥行き)×13(厚さ)ミリ。スロットから張り出す部分は2センチ以下となり、モバイルノートに装着してもじゃまにならない。アンテナは着脱式のため、本体に収納するタイプに比べると持ち運びに若干難がある。ただ、ジョイント部以外が曲がりやすいゴム素材を使っているので、視聴中に何かに引っかかって紛失したり折れる心配は少ない。なお、最大消費電力200ミリアンペアは、ほかの2モデルの2倍近くになる。

エスケイネット「Monster TV 1D(SK-MTV1D)」(写真=左)。PCカードスロットに装着すると、張り出しがほとんどない(写真=中央)。アンテナは曲げやすい構造で、折れる心配は少ない(写真=右)

 TV視聴ソフト「1D Controller」は、今回の3モデルでもっとも多機能だ。出荷時のバージョンで視聴中の番組録画に対応するほか、字幕表示にも対応する。小さいウィンドウで洋画などを見ても台詞が追いやすく、ストーリーに集中できる。また、単独で発売するワンセグチューナーでは初めて、データ放送の受信に対応しているのは見逃せない。最新ニュースや交通情報、視聴中の番組が提供するデータ放送専用のコンテンツなど、テレビ視聴に収まらない付加価値が得られる。

 ただし、データ放送はチャンネル一覧やライブラリ画面と一緒のサブウィンドウで表示するため、チャンネルの切り替えを頻繁にしていると、落ち着いてデータ放送が観られないなどの欠点も感じた。

 テレビ画面は、「size」ボタンで320×240ドットと480×360ドット、フルスクリーンの3段階調整が可能。ウィンドウ枠を引き延ばす操作には対応しない。番組情報の読み込みでは、単独チャンネルの指定ができず、あらかじめ登録している全チャンネルをスキャンするのがやや面倒だ。受信感度が良くない環境では10秒近くスキャニングすることになり、無駄に負荷がかかってしまう。なお、録画予約ができる「留守録機能」は近日公開のアップデートプログラムで対応する。

 屋内用の強化アンテナは付属しないが、別売りオプション「RFコネクタ・アダプタケーブル」(850円)で、家庭用のテレビアンテナと直接つなぐことができる。

最小ウィンドウは、字幕とテレビ画面のみ(画面=右)
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