「HD革命/BOOT革命」でVistaへスイッチ俺のブートはレボリューションだ!(2/4 ページ)

» 2007年06月22日 16時20分 公開
[瓜生聖,ITmedia]

「HD革命CopyDrive」で現状保存

 アーク情報システムの「HD革命CopyDrive Ver.2.5 for Vista」(以下HD革命)は、こうした目的に最適の1本だ。現在のXPの環境をそのまま別のディスクにコピーし、一方をVistaにアップグレード、もう一方をXPのまま残しておくことができる。

 HD革命の特徴を一言で言うと「簡単」、これに尽きる。中級者以前のユーザーにとってHDDの操作というのは恐ろしいものだ。パーティション、ドライブ、クラスタ、FATにNTFS、MBRなど、やたら小難しい単語が並べたてられ、いったい何がどうなるのか分からないまま先に進むと、今度は「この操作を行うとデータはすべて失われます、操作は取り消せません」といった警告が出る。とかくとっつきにくいことこのうえない。

 ところがHD革命は機能を絞り込むことで初心者にも迷わずに操作できるようになっている。メイン画面で設定できる項目はコピー元のHDD、コピー先のHDD、それにコピー方式の3つだけ。パーティションのことを考える必要すらない。その印象はメディアのダビングそのものだ。

 まずは新しいHDDを接続する。HD革命はWindows上で動作するため、Windowsで認識されるドライブであれば接続方法は特に問わない。外付けHDDケースや変換アダプタでeSATA、USB、IEEE1394などで接続したり、ケースを開けてSATA/IDEで直結してしまってもかまわない。現在のHDDより小さい容量のHDDへのコピーもサポートしているので、余ったHDDがあればそちらにコピーしてしまうのも手だ。

 次にコピー方式をEWF方式とリブート方式から選択する。EWFはEnhanced Write Filterの略で、バックアップのために書き込みを禁止したパーティションへの書き込みをリダイレクトして保護するもの。システムドライブとして利用中のパーティションも含めてWindows上からコピーを行うことができる。だが、そういった難しいことを考える必要はない。デフォルトでは簡単にコピーできるEWF方式が選択されており、それが不可能な場合だけリブート方式を促される。

メイン画面のみで設定はすべてOK。シンプルな操作体系だ(写真=左)。コピー先の容量の方が大きい場合、その増えた分は空き容量のままになる(写真=中央)。コピー先の方が容量が小さい場合、全セクタをコピーする場合などはEWF方式ではなく、リブート方式でコピーを行う(写真=右)

 HDDへのコピーが完了したらいったん再起動し、ハードウェアの取り外しを行う。これで(XPの)現在の環境は保存された。あとは内蔵HDDをVistaへアップグレードすればいい。面倒でなければ、経年劣化を考慮してHDDを交換してからアップグレードしたほうがいいだろう。

 ちなみに、HDDのバイト単価は年々下落しているため、新しく購入したHDDの容量が以前のものより大きいことも多い。しかし、HD革命でコピーすると、容量の増えた分は未使用領域として使用されないままになっている。

 この領域を使用する方法は2つある。1つは新しくパーティションを作成し、データ領域として使用する方法。簡単だが、Windowsから見るとローカルドライブが1つ増えるため、そのドライブをどのように使用するかはユーザー次第ということになる。システムドライブ(Cドライブ)の容量が増えるわけではない。

 もう1つはパーティション管理ユーティリティを使って、既存のパーティションを拡大する方法。HD革命/CopyDriveの上位エディションである「HD革命/CopyDrive Pro」には、「HD革命/Partition Lite for Vista Ver.1」が同梱されており、このようなニーズにも対応できる。価格差は1000円もないので、Vistaに対応したパーティション管理ユーティリティを持っていない人は、Proを購入するといいだろう。

ドライブ情報の取得ツールが同梱されている。MBRの保存・復元・コピーやセクタ単位で内容が確認できるディスクビューアが利用できる(写真=左)。HD革命CopyDrive Proに同梱されているパーティション操作ツール HD革命Partition Lite for Vista。Liteとついてはいるが、サイズ変更、移動、コピー、分割、結合などフルセットの機能を持つ(写真=中央)。HD革命Partition Lite for Vistaでパーティションサイズを変更しているところ(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー