8月18日、カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店で、「Windows Vista Ultimate α+」のユーザーを対象にしたイベント「マニアの祭典2」が開かれた。6月2日に開催した第1回は同製品の購入者限定のシークレットイベントだったが、今回は購入者限定の第1部に加えて、入場無制限のオープンイベントも第2部として用意していた。
第1回はダイビルで開催。VistaのTipsに加え、有名なメイドさんをゲストに呼ぶなど、アキバのサブカルを意識した内容を盛り込んだ。しかし、メイドファンとVistaファンが参加する格好となり、会場の空気が一体になることはなかった(関連記事:メイドさんとUltimate α+の祭典に「マニアすぎ……」の声)。
その反省を生かし、今回は「Silverlight」や「DirectX 10(Direct 3D 10)」「Windows Home Server」など、マイクロソフトの新しい技術や製品の紹介に特化した内容に終始した。主催のVistaマニア・高橋氏は「Windows Vista Ultimateをヘビーに楽しむための“濃い”情報を集めました。Vistaをとことん楽しむ人に喜んでもらえたらと思います。同イベントでは、メイドさんはもう、ないですね……」と話す。
事前の告知を徹底させたこともあり、当日は第1部だけで80人以上のユーザーが詰めかける盛況ぶりだった。なかには、当日イベントを知り、Vista Ultimate α+を購入して参加したユーザーもいたという。
第1部のセッションは、メディア再生用のブラウザプラグイン「Microsoft Silverlight」の紹介からスタート。その後、「Games for Windows」やゲームのプログラミングツール「XNA」、カプコンとNVIDIAにより「ロストプラネット エクストリーム」の紹介など、PCゲームに関連するセッションが行われた。
ゲームに関するセッションでは、DirectX 10の優位点が繰り返し強調された。マイクロソフト 函館氏は「ひとことで言って、DirectX 10は“キレイで速い”んです。いままでと同じマシンでも、より快適に美しい映像で楽しめます」と語る。また、カプコンの伊集院氏はデモを交えて、「ロストプラネットはDirectX 9から10になることで、10〜20%の高速化を実現した」と説明した(関連記事:“ふさふさ”モンスターは好きですか:「LOST PLANET」でDirectX 10をもっと楽しむ──アップデートで改善される速度と視覚効果)。
第1部の目玉は、まもなく発表されると噂される家庭向けのサーバOS「Windows Home Server」の紹介だ。この日集まったユーザーは、国内初公開となる英語のRTM版をインストールしたマシンによるデモに注目した。
ライターの笠原一輝氏が、独自の視点から同OSの特徴を語り、マイクロソフトの三橋氏がデモ機を使って特徴的な機能を解説していった。笠原氏は「これまでのサーバOSよりも、設定や管理が非常に楽なんです。保証外の使い方ですけど、DLNA対応の家電ともつなげられるので、メディアサーバとしても活躍するでしょう」とコメントした。
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