レビュー
» 2007年08月22日 08時00分 公開

イマドキのイタモノ:nForce 680i SLIでCore 2 Duo E6750を動かしてみる (1/2)

FSB 1333MHz対応の「Core 2」シリーズは、インテルの新世代チップセットとの組み合わせで注目だが、NVIDIAのチップセットも“実は”対応済み。「非インテル」マザーで使うFSB 1333MHzの実力を試してみた。

[寺崎基生,ITmedia]

 これまでCore 2 Quad、Core 2 Extreme、そしてCore 2 Duoが対応するFSBは1066MHzだった。2004年にPentium 4 Extreme Editionがサポートしてから、ほぼ3年間も据え置きとなっていたことになる。2007年7月にCore 2 Duo E6x50シリーズ、およびCore 2 Extreme QX6850が発表されたことで、ようやく、FSBが1333MHzまで引き上げられた。

 FSBクロックが上昇することで、従来CPUからパフォーマンスがアップすることをユーザーは当然のように期待する。しかし、こちらのレビュー記事で紹介しているように、「Core 2 Extreme QX6850」「Core 2 Duo E6750」を用いて、FSB 1333MHzがもたらすパフォーマンスを紹介しているが、その変化は“微妙”なところであった。

 さて、もともとFSB 1333MHzへの対応は、2007年後半に投入が予定されている次世代CPUのPenryn(開発コード名)で実施されることが決まっていた。Penrynをサポートしているチップセット「インテル3シリーズ」なら、FSB 1333MHzは当然サポートされている。「新世代」というキーワードで、ユーザーは登場したばかりのIntel P35やIntel G33を搭載したマザーボードと、FSB 1333MHz対応CPUの組み合わせに注目しがちであるが、非インテル製チップセットでは、NVIDIAが2006年11月に投入したnForce 600iシリーズ(nForce 680i SLI、nForce 680i SLI LT、nForce 650i Ultra)もFSB 1333MHzをサポートしている(登場当初のスペックはFSB 1066MHz対応だが、FSB 1333MHzもオーバークロック設定として用意され、将来FSB 1333MHz対応CPUが登場したら正式にサポートするという扱いだった)。

 これらのチップセットを搭載したマザーボードは、各ベンダーが配布する「対応BIOS」にアップデートすることで(一部の製品はすでに過去のBIOSアップデートで対応済みの場合もある。製品ごとの正確な状況は各ベンダーから入手して確認されたい)、FSB 1333MHzのCore 2シリーズが利用できる。NVIDIA SLIをサポートするFSB 1333対応マザーとしてはnForce 680i SLIシリーズが現時点において唯一となるので、CPU性能と3D性能をともに重視するユーザーには購入選択肢から外せない組み合わせになる。

 以前にITmediaで紹介したASUSのnForce 680i SLIマザー「Striker Extreme」も、BIOSを7月24日にリリースされたRev.1303に更新することでFSB 1333MHz対応CPUを実装できるようになる。前回のレビューで「遊べるマザーの最高峰」と紹介したStriker ExtremeがFSB 1333MHz対応でどれだけパフォーマンスを向上させるのか、興味深いところだ。そこで、同じクロックでFSBが異なる「Core 2 Duo E6700」「Core 2 Duo E6750」を用意して、それぞれのCPUを搭載したときのパフォーマンスを比べてみることにした。Core 2 Duo E6700とCore 2 Duo E6750はどちらも動作クロックが2.66GHzであるが、FSBがE6700で1066MHz、E6750で1333MHzとなっている。

 評価に用いたシステムにおけるほかの構成はそろえており、メモリはDDR2-800MHzを2Gバイト搭載し、グラフィックスカードには、GeForce 7600 GTを実装している。なお、nForce 680i SLIは強力なオーバークロック設定も特徴とされているが、この部分の機能についてASUSでは現在チューニングを進めていて、後日アップデートがなされる予定であるため、今回の評価作業では定格設定でパフォーマンスを比較する。

ASUSのnForce 680i SLIマザー「Striker Extreme」
電源回路のレギュレータにはヒートシンクが3方に設置され、CPUソケットを囲む形でヒートパイプが張り巡らされている

バックパネルには、Serial ATA対応HDDを外付けで使用できるeSATAポート2基と、IEEE 1394、S/PDIFなどが用意されている
バックパネルのPOST表示用液晶は、正常起動中において時刻を表示する

Core 2 Duo E6750(左)とCore 2 Duo E6700(右)の違いは、FSBと倍率のみ。動作クロック、電圧、キャッシュなど、ほかのスペックはすべて共通だ

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