いまだ健在、これぞパワフルノート──レノボ・ジャパン「ThinkPad T61p」(1/3 ページ)

» 2007年10月04日 10時00分 公開
[笠原一輝,ITmedia]

 ビジネス向けPCとして不動の地位を獲得しているレノボのThinkPadシリーズだが、そのなかでも「**p」と最後に小文字“p”がつく製品は、ハイエンドユーザー向けの仕様になっていて、最強のCPU、GPUなどを採用したまさに「ノートPCの中のノートPC」に仕上がっている。今回は、そうした“p”モデルの最新作となるThinkPad T61pを0紹介したい。

ハイエンドの“型番”にふさわしいThinkPad T61p

ThinkPad Tのみならず、ThinkPad全体としても最強モデルとなる構成のThinkPad T61p

 ThinkPad Tシリーズは、ThinkPadラインアップのなかでもビジネスユーザー向けポータブルマシンと位置づけられている製品で、14.1インチ、15.4インチ級の液晶ディスイプレイを搭載して重さが2〜3キロ程度とハイエンドクラスのノートPCとしては比較的軽量なボディを実現したモデルとなっている。現在はT61シリーズが現役で、インテルの「Santa Rosa」世代のCentrinoプラットフォームを採用している。そのT61シリーズの最上位モデルと位置づけられるのがThinkPad T61p(型番は64595BJ、以下T61p)だ。

 T61pは2006年に発表されたThinkPad T60pの発展版であり、基本的な筐体サイズや構成などはT60pを引き継いでいる。しかし、T60pが「Napa」世代のCentrinoベースであったのにたいして、先ほども紹介したように、T61pはSanta Rosa世代のCentrinoへと進化した。

 CPUはCore 2 Duo T7700(動作クロック2.4GHz)と、Core 2 Duo TシリーズのなかではT7800(動作クロック2.6GHz)に次ぐモデルを採用する。メインメモリの容量は1Gバイトで、DDR2-667MHzを搭載したSO-DIMMが1枚実装している。T61pではパームレストを外したところにメモリスロットを2基用意しており、標準状態で空きが1つある。T61pが採用するIntel PM965 Expressチップセットは、2枚のメモリモジュールが存在する場合にはデュアルチャネル構成で動作するので、予算的に可能なら1Gバイトのメモリモジュールをもう1枚組み込んでデュアルチャネルモードで動作させるとさらに性能が向上する。なお、T61pの最大メモリ容量は4Gバイトになるので、この場合では、2GバイトのSO-DIMMを2枚利用することになる。

底面のネジを外し、パームレストとキーボードユニットを外すとメイン基板が姿を現す。パームレスト下にメモリスロットがある
標準状態で、2つあるスロットのうちの1つに1Gバイトのモジュールが取り付けられている。メモリの拡張で無駄にならない代わりに、標準状態ではシングルチャネルで動作する

 HDDはThinkPadのラインアップとしては最大容量となる160Gバイトを搭載する。評価機に組み込まれていたHDDはシーゲイトのST910824ASで、5400rpmのドライブとなる。T60pでは7200rpmのHDDが搭載されたので、ここはスペックダウンとなるが、HDDの回転数が影響するのはシーケンシャルな読み書きを行うとき、具体的には大量のデータを読み書きする場合に回転数の違いが出るが、一般的なビジネスアプリケーションではそうした処理があまりないので、ビジネスユースでは特に気にする必要はないだろう。

 内蔵する光学ドライブはウルトラベイ・スリムと呼ばれる9.5ミリ厚のベイタイプのスロットに挿入する。標準ではDVDスーパーマルチドライブが付属しているが、オプションでHDDアダプタやベイバッテリーパックなども用意されており、これらと入れ替えることも可能だ。

正面にはIEEE1394とSDメモリーカードスロット、無線LANのオン/オフスイッチが用意される。背面はバッテリーパックに電源とシンプル

左側面にはアナログRGBに、有線LAN、モデム、ヘッドフォン、マイク端子、USB、PCカードスロット(TypeII×1)、ExpressCardスロット(54/34×1)を搭載
右側面にはウルトラベイ・スリム、USB×2が用意されている。評価機のウルトラベイ・スリムにはDVDスーパーマルチドライブが内蔵されていたが、オプションでコンボドライブやHDDパック、バッテリーパックを搭載可能

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