Phenom 9500がアキバに登場――「でも、CPUよりマザーが足りねぇぇ」スキンヘッドになりたくなかった(1/2 ページ)

» 2007年11月22日 18時24分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

PhenomをAMD 7シリーズ搭載マザーボードと買う人多数

PhenomのPOPを持って呼びかけるツートップ秋葉原本店の店員さん

 11月19日に発表されたAMDの次世代CPU「Phenom」が、ようやくアキバに出回り始めた。事前に発売を告知していたTSUKUMO eX. 4階のAMD販売フロアには、平日ながら15人ほどが並び、発売解禁後はツートップ秋葉原本店やドスパラ秋葉原本店の店前でも、店員さんによる「Phenom売っています!」の呼び声が響いた。

 直前の情報では、ショップによって発売のタイミングにバラつきがあったが、当日はほとんどの店舗が午前11時に発売をスタートさせていた。

 今回登場したのは、クアッドコアタイプの最下位モデル「Phenom 9500」だ。動作クロックは2.2GHzで、TDPは95ワット。各コアに512Kバイトの2次キャッシュを搭載するほか、すべてのコアでシェアする2Mバイトの3次キャッシュも搭載している(関連記事:“ネイティブ”は“ネイティブ?”に勝るか──Phenom出荷直前レビュー)。

 Phenom 9500の価格は3万1000円前後で、初回入荷分としては比較的潤沢。一部のショップでは解禁と同時に熱心なユーザーが殺到したが、12時の時点で「まだ問い合わせも受けていません」と語る店舗もいくつかあり、3連休を待たずに品薄になる心配はなさそうな様子だ。しかし、入荷したのが1モデルだけに、「週末に売り切れる可能性が高いですね。日曜日も危険かも」(パソコンショップ・アーク)と語るショップもある。

 一方、CPU以上に品薄になっているのは、AMD 7シリーズ搭載のマザーボードだ。当日Phenomを買い求めた人の多くが、AM2+対応マザーボードを同時に購入しており、TSUKUMO eX.は「AMD 790/770マザーボードはすでに品薄。GeForce 8800 GT搭載カードと同じくらい供給量が不足しています」とコメントしている。

 ただし、AM2+マザーボードの値下がりを待つというユーザーも少なくないようだ。TSUKUMO eX.でPhenomを購入していた学生さんは「Phenomは前から狙っていたので絶対手に入れたかった。でも、当面はAM2マザーで使います。AM2+はまだ高いですからね」と語る。

AMD「Phenom 9500」(写真=左/中央)。Phenom 9500の特典としてダイを封入したキーホルダー「AMD Phenom ネイティブ・ダイチャーム」がオマケされる(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー