“中途半端な価格帯”でも「新しい88GTS」が売れる理由古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2007年12月17日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

グラフィックスカードのトレンドは?

GeForce 8800 GTでは一番人気のギガバイト「GV-NX88T512HP」

 新型GeForce 8800 GTSカードはハイエンド志向の人に買われていくため、従来の人気アイテムであるGeForce 8800 GTカードとは食い合っていない様子だ。「もし先にGeForce 8800 GTSをリリースしていたら、ミドルレンジ向けのGeForce 8800 GTカードは相対的に高すぎるという評価がなされていたかもしれません。そのあたりはNVIDIAが上手だった。一度定着した人気はライバルモデルが登場しない限り継続しますからね」(ツートップ秋葉原本店)。

 それでも、GeForce 8800 GTカードについて、明確な弱点を指摘する声は多い。某ショップは「無理矢理1スロットのクーラーを搭載したのがいけない。1スロット型のオーバークロックモデルなんて、熱くて使い物にならないですから。ベンダー独自のクーラーを搭載したモデルに人気が移っていますよ」と話す。

APACK「HC92 Cu 8800」

 先週は木曜日に登場したギガバイトの「GV-NX88T512HP」が注目を集めているという。ザルマン製の2スロット占有クーラーを採用したモデルで、価格は3万3000円前後。在庫は少数だ。

 また、GeForce 8800シリーズに装着できるグラフィックスカードクーラー「HC92 Cu 8800」のヒットも期待されている。2スロット占有型のクーラーで、価格は6980円。ある店員さんは「1スロット型のGeForce 8800 GTカードを買った人は飛びつくでしょう。これで動作が安定するなら、カードがサポート保証外になっても安いですよ」と強く勧めていた。

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