自作はこんなに面白い――「DIY PC Expo 2008」リポート:古田雄介のアキバPickUp!(1/2 ページ)

» 2008年01月29日 11時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]

自作欲をかき立てる製品が、ゆっくり見られて大好評

広々としたブースに多数のユーザーが集まり、終日盛況だった

 1月26日と27日に、秋葉原ダイビルの2階にある「秋葉原コンベンションホール」で、PCパーツメーカーの最新製品が多数展示される「DIY PC Expo 2008」が開かれた。イベントの後援を大手代理店のアスクが行っており、アスク取り扱いのメーカーを中心に、CPUからマザーボードベンダー、サプライメーカーなどが参加し、自作PCで使えるさまざまなパーツが一堂に会した。

 秋葉原コンベンションホールは、PCパーツショップ密集地から離れているなど、アクセス面での問題があり、一部のイベント主催者から「コンシューマー向けイベントをやるには不向き。いわば“鬼門”といえるかも」と言われてきた(ダイビル2階と言えば、マニアすぎたWindows Vista Ultimate α+の祭典が記憶に新しい)。

 しかし、DIY PC Expo 2008はそんな評判をくつがえすほどの集客があり、取材日の26日には、同日カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店で開かれた「Windows Vista発売1周年記念アニバーサリー特別イベント」に匹敵する盛り上がりを見せていた。

 来場していたPCイベントの常連さんは「各ブースをゆったり見て回れて満足だよ。常にすし詰め状態のリナックスカフェに慣れていると、どれだけ快適か実感できるね」と笑う。また、あるメーカーのスタッフも「来場者の方とじっくり話ができるのがよかったです。ある程度の集客が見込めるなら、ココも悪くないですね」と、秋葉原コンベンションホールを見直している様子だった。

サーマルティクのブースでは、3月ごろに発売する予定のフルタワーケース「Armor+」をはじめとして、電源ユニットや水冷キットの新製品が並んでいた(写真=左)。リードテックの現行グラフィックスカード一覧(写真=中央)。SapphireやPowerColorのブースでは、登場したばかりのRADEON HD 3870X2搭載カードを組み込んだデモ機が見られた(写真=右)

3840×2160ドットの56インチディスプレイ――値段は680万円

 圧倒的な存在感で注目を集めていたのは、三菱電機の超高解像度液晶「56P-QF60LC」だ。3840×2160ドットという、フルハイビジョン4画面分の解像度を備えた56インチ液晶ディスプレイで、当日は2基のQuadro FX 5600を搭載したエルザ製グラフィックスアダプタを介して、全画面を使った3D CADのデモを行っていた。

 三菱電機は「医療の分野などで高解像度液晶を求めるニーズがあります。個人向けに少し小型化したタイプを出すかもしれません。56P-QF60LCは個人でもお買い求めいただけますが……お値段は、680万円くらいします」と語る。

 また、ザルマンのブースでは、3D表示に対応した液晶ディスプレイ「ZM-M320W」が展示されていた。専用の3Dメガネを装着することにより、付属のソフトウェアで3D表示を調整して、立体映像が楽しめる。「3Dゲームがよりいっそう楽しめますよ。早ければ2月中旬に出荷できるかもしれません」という。

大迫力の映像で観衆を釘付けにしていた「56P-QF60LC」(写真=左)。ザルマンの3D液晶「ZM-M320W」も、体験者が多い人気スポットとなっていた(写真=中央/右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月07日 更新
  1. メーカー自身がバックドアを仕込み、犯罪集団に“販売” 乗っ取られたTV用端末130万台超、Googleが遮断 日本の警察庁も参加 (2026年11月05日)
  2. Windows PC向けゲームの「ロード待ち」はなぜ起こる? 背景に過去との「互換性」 (2026年11月05日)
  3. 画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点 (2026年11月06日)
  4. 耳をふさがないEDIFIER「Comfo Bass Pro」は朝から夜まで充電不要 1万円強でLDACとDolby Audio対応、在宅勤務の“つけっぱなし”にピッタリ (2026年11月06日)
  5. ミュンヘン市はなぜ再びオープンソースソフトウェアへ回帰するのか? 脱Microsoftを巡る欧州の最新事情 (2026年11月04日)
  6. 手書き文書の文字起こし+会話録音も可能なスマートノート Makuakeで先行販売を開始 (2026年11月05日)
  7. 初登場時の約3倍! でも“通常価格”の120万円台に高騰した「GeForce RTX 5090」――それでもアキバで買い手が途絶えない理由 (2026年11月07日)
  8. 月1200ドルのAIコストが電気代20ドルで済む? NVIDIA「RTX Spark」搭載PCのデモで見えた“ローカルAI”の実力 (2026年11月04日)
  9. 価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと (2026年11月05日)
  10. エイサー、フルHD×2面表示が可能な折りたたみ式15.6型/23.8型デュアルモバイルディスプレイ (2026年11月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー