MSIのブースで注目を集めていたのは、同社が「旧正月明けの2月下旬から3月初旬に登場する予定です」と語るP35マザーボード「P35 Neo3-EFINITY」のデモ機だ。マウスで操作できる新開発のEFI(Extensible Firmware Interface)を採用しているのが特徴。EFI上で、メディアプレーヤーやゲームなども楽しめるという。価格は未定ながら、2万円以下になる見込みだ。
また、完全ファンレスでSSDなどを使えば“無音PC”も可能な小型ベアボーンキット「TITAN 700(仮称)」の展示品も多くのユーザーが関心を寄せていた。なお、一部でMSIからの登場がウワサされている“Eee PCっぽいノートPC”については、本社から口止めされているらしく、ノーコメントだった。
そのほかで注目を集めていたのは、フィリップファンのブースだ。サーマルティクの「iFan」のように、回転する羽根にLEDライトによる文字を浮かび上がらせたファン「エバーフラッシュ」を複数展示していた。
専用キットにより、自分で好みの文字を設定できるのが特徴。「4月ごろに登場すると思います。ファンと書き換えキットをパッケージにして3500円前後で販売する予定です。そのほか、対応ファンだけを単品でも売る予定です」とのこと。
DIY PC Expo 2008では、マイクロソフトやNVIDIAなどの公開セミナーも開かれ、「Windows Vista発売1周年記念アニバーサリー特別イベント」でもトークセッションを行った“兄貴”こと日本AMDの土居憲太郎氏や、マイクロソフトの森洋孝氏がマイクを握った。
26日に行われたセミナーで、参加者から「トリプルコアが先に出るのは、クアッドコアの生産が上手くいっていないせいか?」などのキツイ質問を受けた土居氏は、「トリプルコアを販売するために、あえてクアッドコアの上位モデルを遅らせたのです。生産自体は順調ですよ」(土居氏)と答えていた。
その後、土居氏はWindows Vista発売1周年記念イベントのプレゼント抽選会に登場するため、カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店に戻るなど、多忙な一日を送った。「近いうちにまたAMDイベントをやりたいですね。Phenom 9000e/8000シリーズ登場時か、AMD 780登場時か……期待していてください」(土居氏)。
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