「超オススメ」の3-way SLIは「50万円の予算があるならねー」:古田雄介のアキバPickUP!(1/4 ページ)

» 2007年12月24日 15時30分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

初のnForce 780i SLI搭載マザー登場に、GeForce系新ハイエンドGPUの期待が高まる

XFX「MB-N780-ISH9」

 NVIDIAが12月13日に発表した、描画処理を3GPU構成で行う新技術「3-way SLI」に対応したマザーボードが、先週の木曜日に入荷している。XFXのATXマザー「MB-N780-ISH9」で、価格は3万6000円前後。在庫はごく少数だ(関連レビュー:3-way NVIDIA SLIを「nForce 780i SLI」と「nForce 680i SLI」で比べる)。

 MB-N780-ISH9は、NVIDIAの新しいハイエンドチップセット「nForce 780i SLI」を搭載しており、3本のPCI Express x16スロットの帯域をフル活用して3-way SLIが構築できる。PCI Express 2.0に対応しており、そのほかのスロットはPCI Express x1が1基と、PCIが2基。FSBは最大1333MHzまでサポートし、対応メモリはDDR2 1200/800/667/533MHzとなる。CPUソケットはLGA 775。なお、3-way SLIに対応するグラフィックスカードは、現時点でGeForce 8800 GTXと8800 Ultraの2種類のみ。

 入荷数が少なかったこともあり、TSUKUMO eX.やパソコンショップ・アークは即日完売。「人柱覚悟のハイエンドユーザーが買っていきましたが、まだその需要も満たしきれていません。年内の再入荷は難しいでしょうね」(TSUKUMO eX.)。

 金曜日に唯一在庫が確認できたフェイス パーツ館も「最近のハイエンドマザーとしてはそれほど高い製品ではありませんが、お金に糸目をつけない人以外はまだ手を出していませんね。せっかくnForce 780i SLIマザーを買うなら、その性能が活用できる環境がほしいところ。でも、それを実現するには相当高額な予算が必要です」と、やはりハイエンドユーザーのみの人気であることを認めている。

 なお、MB-N780-ISH9を使うおすすめの構成を複数のショップで聞いたところ、おいそれとは手を出せないコースを示されることが多かった。多数意見をまとめると、次のとおり。

ショップに聞いた3-way SLIのオススメ構成
CPU Core 2 Extreme QX9650 12万円前後
メモリ DDR2 PC2-6400 1Gバイト×2(ブランド製) 1万円弱
グラフィックスカード GeForce 8800 GTX搭載カード×3 20万円前後
HDD Serial ATA接続 500Gバイト×2 2万円強
電源 定格1000ワットタイプ 5万円強
ケース − 2万円前後
そのほか − 5万円程度

 上記の構成にMB-N780-ISH9を合わせると約50万円。それでも、メモリは現在値頃なDDR2 PC2-6400に抑えている。ある店員さんは「余裕があるなら、PC2-10000以上を4Gバイト搭載するのが本当のオススメ。まあ、60万円は下らなくなりますが」と話していた。

 なお、複数のショップが共通して強調していたのは、電源ユニットの品質についてだ。フェイス パーツ館は「1キロワット電源は3万円を切る低価格モデルも登場していますが、安定性ではやはり不安があります。数万円安くするだけで、ほかの高級パーツをだめにしてしまう危険性が増すので、電源は特に予算をケチらないことが大切ですね」とアドバイスする。

MB-N780-ISH9のパッケージには、3-way SLIの文字がプリントされている(写真=左)。TSUKUMO eX. 4Fの電源ユニット売場。4万円台の1キロワット電源がズラリと並ぶ(写真=中央)。TSUKUMO eX.のおすすめはシルバーストーンの「OP1000」(4万4800円)。やはり決め手は品質だった(写真=右)

製品名:XFX「MB-N780-ISH9」
入荷ショップ
フェイス パーツ館3万5970円
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