今週の水曜日、複数のショップに「Skulltrail」プラットフォーム対応の新CPU「Core 2 Extreme QX9775」が入荷した。価格は2個セットで37万円前後となっている。在庫は少数だ。
Skulltrailは、ハイエンドゲーマー向けのプラットフォームで、4基のPCI Express x16スロットや2基のCPUソケットを備える。CPUソケットはLGA771。Core 2 Extreme QX9775は3.2GHzのクアッドコアCPUで、合計12MバイトのL2キャッシュを搭載している。FSBは1600MHzで、TDPは1個につき150ワット。なお、同CPUに対応するマザーボードは、ASUSTeKの「Z7S WS」やインテルの「D5400XS」が発表されているが、入荷時期は未定だ。価格は7万円前後となる見込み。
QX9775を入荷した各ショップでは、かなりの注目を集めているが、売れたという話は聞かない。TSUKUMO eX.は「高価なCPUなんですが、いま売れないのは対応マザーボードがないからなんです。環境がそろえば、給料数カ月分のマシンを組むって人は結構いるので、普通に売れると思いますよ」と話した。
また、自らも購入を検討しているというツートップ秋葉原本店の店員さんは「対応マザーは何とか3月中に出してほしいですね……。希望的観測を抜くと4月頃になるでしょうか。何に使うかって? ゲームに決まっているじゃないですか。オンラインゲームやシューティングゲーム用に狙っている人はいると思いますよ」と語る。
一方、“フツーのロクヨン”と呼ばれる「Athlon 64 X2 6400+」がAMDから登場している。価格は1万8000円前後で、在庫は少数だ。Athlon 64 X2 6400+は、動作クロック3.2GHzのデュアルコアCPUで、1MバイトのL2キャッシュを2個内蔵している。2007年8月に、“初の3GHz超Athlon 64 X2”として登場した「同6400+ Black Edition」と同じ仕様だが、こちらはCPUクーラーを同梱する。
入荷したTSUKUMO eX.は「同じ動作クロックでCore 2 Extreme QX9775の10分の1の値段です。比較するわけではないですけど、好調に売れると思います」と話していた。
製品名: | インテル「Core 2 Extreme QX9775」 |
入荷ショップ(2個セットの価格) | |
TSUKUMO eX. | 35万9600円 |
ドスパラ秋葉原本店 | 35万9600円 |
ツートップ秋葉原本店 | 36万6000円 |
フェイス パーツ館 | 36万6960円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 36万7080円 |
USER'S SIDE秋葉原本店 | 37万3800円 |
製品名: | AMD「Athlon 64 X2 6400+」 |
入荷ショップ | |
TSUKUMO eX. | 1万7980円 |
クレバリー1号店 | 1万8348円 |
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