日本AMDは、8月12日にAthlon 64 X2の最上位モデルとなるデュアルコアCPU「Athlon 64 X2 6400+ Black Edition」(Athlon 64 X2 6400+)を発表した。エンドユーザー向けの出荷開始は8月20日の予定。
Socket AM2に対応するAthlon 64 X2 6400+は、90ナノメートルプロセスルールを採用し、構成トランジスタ数は2億4300万個になる。内蔵するメモリコントローラはUnbufferedのDDR2-800MHzをサポートして、L2キャッシュ容量はコアあたり1Mバイトで計2Mバイト実装。また、Max Thermal Powerは125ワットに達する。
以上のように、Athlon 64 X2 6400+のスペックは、従来の最上位モデル同 6000+とほぼ同一だ。スペックで異なるのが動作クロックで、6000+の3GHzに対して、3.2GHzとなる。
Athlon 64 X2 6400+は、リテール販売のみの特別バージョンという扱いで、パッケージにはヒートシンクとファンが含まれない。パッケージはこのモデルのために特別にデザインされたもので、製品名にある「Black Edition」が示すように、全面黒塗りとなっているのが特徴だ。
発表時点で価格は明らかにされていないが、出荷が開始する20日には公開されるとAMDでは説明している。
Athlon 64 X2 Black Editionは、スペックを見る限り、Athlon 64 X2 6000+のオーバークロック版と見ることができる。黒1色のパッケージが特徴でリテール販売のみで流通する。ただし、パッケージにクーラーユニットは付属しない
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