「1×4」か「2×2」か──ようやく実現した「4-GPU CrossFireX」を検証する:イマドキのイタモノ(2/3 ページ)

» 2008年03月21日 11時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

“3枚まで”は順調な伸びを示すCrossFireX

3DMark06 3DMark Score
3DMark06 SM2.0 Score

3DMark06 HDR/SM3.0 Score
3DMark06 Perlin Noise (SM3.0)

F.E.A.R.
Enemy Territory-QUAKE Wars Demo

Unreal Tornament 3 (vCTF-Suspense FlyThrough-PC)
Unreal Tornament 3 (DM-ShangriLa-FPS-PC)

Company of Heroes 2.130.0
Crysis 1.1 GPU_Benchmark

 1枚構成と2枚構成を比較すると、ベンチマークテストの結果は明らかに向上している。この傾向は、マルチGPUの効果が顕著に出やすい3DMark06だけでなく、ゲームタイトルを用いたベンチマークテストでも同様に確認できる。1枚構成と2枚構成の差はフィルタ条件を重くした状態やDirectX 10を有効にした状態でさらに大きくなっている。

 しかし、CrossFireXで有効になった「3枚構成」「4枚構成」となると、その性能の伸びは鈍化してくる。それでも、3枚構成における性能向上は、3DMark06における高解像度重負荷条件ではっきりと確認でき、一部のゲームベンチマークでも重負荷条件でわずかに示されているが、3枚構成から4枚構成へ移行した場合では、ほとんどのゲームベンチで4枚構成の結果が3枚構成を下回っている。“マルチGPU環境に優しい”3DMark06でも、「SM2.0 Score」ではわずかな伸びにとどまっている。

 これが、Catalyst 8.3の完成度によるものなのか、4つのGPUを連結させて発生したオーバーヘッドのためなのかは分からない。もし、完成度が原因であれば、その後のチューニングによって状況は改善される可能性がある。シェーダユニットの能力測定に特化した「HDR/SM3.0 Score」「Perlin Noise」で、GPU(と、そこに実装されたシェーダユニット)の数が増えるにつれて結果が比例的に伸びていることが、4-GPU CrossFireXの可能性を示しているといえなくもない。

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