“小さいけどカリッカリ”な4コアPC――「HP Pavilion Desktop PC v7380jp/CT」24インチワイド液晶とセットで試す(2/3 ページ)

» 2008年04月08日 11時35分 公開
[小川夏樹,ITmedia]

省スペースながらもハイスペックな構成が可能

 次に基本スペックをチェックしていこう。プリインストールOSは、32ビット版のWindows Vista Ultimate/Home Premium/Home Basicから選択可能だ。評価機は機能“全部入り”のVista Ultimateを搭載していた。Vista Ultimateをプリインストールしているメーカー製PCは少ないため、これを選べることがありがたいという人もいるだろう。

評価機に搭載されていたCore 2 Quad Q6600とCPUクーラー、1GバイトのPC2-640メモリモジュール

 購入時に選べるCPUは、評価機に搭載されているCore 2 Quad Q6600(2.4GHz、8MバイトL2キャッシュ、1066MHz FSB)をはじめ、Core 2 Duo E8400(3.0GHz、6MバイトL2キャッシュ、FSB 1333MHz)、Core 2 Duo E4500(2.2GHz、2MバイトL2キャッシュ、FSB 800MHz)の3種類が用意されている。

 このうち、Core 2 Quad Q6600とCore 2 Duo E4500は65ナノ世代、Core 2 Duo E8400のみ45ナノ世代の最新CPUだ。世間ではPenryn世代の45ナノCore 2 Quadが登場したが、まだまだタマ不足でパーツショップにも潤沢に出回っておらず、現状ではこの仕様で十分と言える(いざとなれば、メーカー保証対象外の行為だが、乗せ替えることも可能と思われる)。

 CPUクーラーはASUSTeK製の8センチファンを装備していた。通常時は低速で回転しているため、騒音はほとんど気にならない。評価機に搭載されていたCore 2 Quad Q6600(BステッピングのリビジョンG-0)はTDP(熱設計消費電力)が95ワットもあるが、実際の駆動時は発熱が抑えられている。よほどCPU負荷のかかる処理を行わない限り、静音性は高い。ただし、動画のエンコードやベンチマークテスト実施時には、時折すごい勢いで冷却ファンが回転して、かなりの風切り音を出すことがあった。

 メモリスロットは4スロット(各チャネル2スロット)が用意されており、Windows Vista 32ビット版利用時は4Gバイト(1GバイトDIMM×4)まで搭載可能だ。メインメモリの種類はDDR2 SDRAMのPC2-6400で、評価機は1GバイトDIMM×4の4Gバイトとなっていたが、もちろんWindows Vista 32ビット版では約3.25Gバイトまでしか利用できない。

マザーボードは専用設計ではなく、micro ATX仕様だ

 スリムタワーケースに搭載されているマザーボードは、ASUSTeK製の「IPIBL-LB」(HP内部名:Benicia-GL8E)というmicro ATX仕様のものだった。マザーボード上の拡張スロットは、PCI Express x16スロットが1基、PCI Express x1スロットが2基、PCIスロットが1基となっており、スリムタワー型PCとしては拡張性に富む。v7380jp/CTではこれらすべての拡張スロットを利用できるが、ケースの横幅が狭いため、ロープロファイル仕様で最長178ミリ以下のカードの利用が前提となる。もちろん、内部の各種ケーブルの取り回しにも注意が必要だ。

 チップセットは、グラフィックスコアのIntel GMA 3100を統合したIntel G33 Expressだが、前述の通り、外付けグラフィックスカードも選択できる。評価機にはPCI Express x16スロットにロープロファイル仕様のNVIDIA GeForce 8500 GT(グラフィックスメモリ256Mバイト)搭載カード、PCIスロットにIEEE802.11g/bの無線LANカードが搭載されており、空いている拡張スロットはPCI Express x1スロット2基のみだった。グラフィックスカードはNVIDIA GeForce 8400GS(256Mバイト)も選べる。

 ちなみに、購入時にはPCI接続のアナログTVチューナーカード(ELZA EX-VISION 1600TV)も選択できるが、その場合は無線LANカードとの排他搭載になってしまう点に注意されたい。なお、グラフィックスカードを選択すると、オンボードのアナログRGB出力端子にはフタがされ、利用できないようになる。

評価機に搭載されていたロープロファイル仕様のNVIDIA GeForce 8500 GT搭載カードとIEEE802.11g/bの無線LANカード(写真=左)。Windows Vista Ultimate/Premium選択時は、Windows Media Center操作用リモコンと赤外線レシーバーが付属する(写真=中央)。購入時には、PS/2仕様のキーボード&マウスだけでなく、写真のワイヤレスキーボード&マウスも選べる(写真=右)

 サウスチップはICH9Rなので、Serial ATAポートは6基と多く、さらにSerial ATAのRAIDにも対応している。ただし、v7380jp/CTの場合、ケースサイズの関係でHDDは1基しか搭載できず、利用されるSerial ATAポートはHDDと光学ドライブの2基だけで、1基あるパラレルATAも使用していない。

 この点は惜しいところだが、HDDの選択肢は750G/500G/320G/160Gバイトと豊富だ。評価機が内蔵しているHDDは750Gバイト/7200rpmの大容量だった。光学ドライブは先に触れた通り、Blu-ray DiscとHD DVDの読み込みに対応したDVDスーパーマルチだ。

 USB 2.0ポートはマザーボードの仕様上では最大12基まで対応できるが、v7380jp/CTの場合は前面に3基、背面に4基の合計7基に限られる。とはいえ、7基もあれば、通常の用途で不満を感じることはないだろう。そのほか、マザーボードにオンボードで実装されている機能は、1000BASE-Tの有線LAN(Realtek 8111C)、IEEE1394a(Agere LFW3227)、7.1チャンネルオーディオ(ALC888Sコーデック)となっており、別途拡張が必要と思える機能は少ない。

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