NEC、ホームサーバ・クライアントソリューション「Lui」の第一弾製品

» 2008年04月15日 16時32分 公開
[ITmedia]

 NECとNECパーソナルプロダクツは4月15日、ホームサーバ・クライアントソリューション「Lui」の第一弾製品として「ホームサーバPC」および「PCリモーター」を4月24日に発売、同時に個人向けデスクトップPCの新シリーズ「VALUESTAR R Luiモデル」も発売すると発表した。

 ホームサーバPCは「Lui SX」シリーズとして「SX700/1G」「SX500/1G」の2モデルをラインアップ。HDMI端子付きのTVをディスプレイ代わりに使用できるほか、PC部分とHDDレコーダ部分がそれぞれ独立処理を行う構造のため、PC部分へ負担をかけずに番組録画が可能となっている。PC部分の主要スペックは共通で、インテル Core 2 Duo T7200(2GHz)、2GBメモリ、320GバイトのHDD、OSにはWindows Vista Home Premium SP1を搭載。

photo ホームサーバPC「Lui SX」シリーズ

 レコーダ部の録画専用HDDと光学ドライブについては、SX700/1Gが約1Tバイト(約500Gバイト×2)でBlu-rat Discドライブを、SX500/1Gが約500GバイトでDVDスーパーマルチドライブを採用している。いずれも「PCオンデマンド」機能に対応しており、同時発売のPCリモーターからホームネットワークやインターネット経由で遠隔利用が行える。本体サイズは430(幅)×180(高さ)×360(奥行き)ミリ。価格はオープンだが、同社通販サイト「NEC Direct」での価格はSX700/1Gが37万9890円、SX500/1Gが32万9910円。

 PCリモーターは、家庭内にあるホームサーバPCをPCオンデマンド機能で遠隔利用するためのコンパクトな専用端末。携帯性と操作性を兼ね備えたノートタイプ「Lui RN」として「RN700/1C」、手のひらにおさまる手帳サイズのポケットタイプ「Lui RP」として「RP500/1C」の2モデルがラインアップされている。本体サイズと重量は、RN700/1Cが258(幅)×15.8〜23.9(高さ)×199(奥行き)ミリ/約649グラム。RP500/1Cが142(幅)×22(高さ)×80(奥行き)ミリ/約249グラム。

photophoto PCリモーター「RN700/1C」(左)と「RP500/1C」(右)

 OSは共通でWindows CE Professional Version 5.0を採用。主なスペックは、RN700/1CがTI DaVinci TMS320DM6446、1280×768ピクセル表示の10.6型ワイド液晶、IEEE802.11b/g準拠のワイヤレスLAN、USB2.0ポート×2、SDとCFに対応したカードスロッドなどを装備。一方のRP500/1Cは、TI DaVinci TMS320DM6441、800×480ピクセル表示の4.1型ワイドタッチパネル液晶、USB2.0ポート×1などを搭載している。NEC Direct価格はRN700/1Cが8万9880円、RP500/1Cが4万9980円。

 VALUESTAR R Luiモデルは、1440×900ドット表示の19型ワイド液晶が付属するスリムタワー型デスクトップPCで、「VR970/MG」と「VR500/MG」の2モデルをラインアップ。Office Personal 2007を搭載するほか、ホームサーバPCに装備されている「PCリモーターサーバボード」を内蔵しており、PCリモーターからの遠隔利用にも対応する。本体サイズは99(幅)×372(高さ)×388(奥行き)ミリで、重量は約11キロ。

photo スリムタワー型デスクトップPC「VALUESTAR R Luiモデル」

 OSはいずれもWindows Vista Home Premium SP1で、主要スペックはVR970/MGがインテル Core 2 Quad Q6600(2.40GHz)、2Gバイトメモリ、約500GバイトのHDD、NVIDIA GeForce 8400 GS、ブルーレイディスクドライブを搭載。一方のVR500/MGは、インテル Core 2 Duo E4500(2.20GHz)、2Gバイトメモリ、約320GバイトのHDD、NVIDIA GeForce 8400 GS、DVDスーパーマルチドライブを採用している。最廉価構成でのNEC Direct価格は21万3528円〜となっており、NEC DirectではBTOメニューも用意されている。

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