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» 2008年07月07日 12時00分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:好調のAtom系アイテム――それでも店員さんは“Core Duo”を思い出す (1/4)

日照りの続く7月初旬のアキバで、自作ユーザーから熱い視線を浴びていたのは、MSIの「Wind Notebook U100」とRADEON HD 4870搭載カードだ。ただし「登場しては姿を消し」のもどかしい状況はしばらく続きそう。

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

Atom搭載ノート「Wind Notebook U100」がデビュー

MSI「Wind Notebook U100」…って箱だ

 7月4日、MSIの小型ノートPC「Wind Notebook U100」が複数のショップに入荷した。価格は6万円弱だが、入荷数が少なかったこともあり、同日のうちに売り切れるショップが続出し、週が明けた現在は非常に入手が困難な状況になっている。

 ツートップ秋葉原本店の店員さんは「開店から1時間で15台も売りましたよ。そこで在庫終了。こんな経験は年に何回もありません」と話していた。再入荷の時期については、複数のショップが「早くて7月末」と語っている。

 Wind Notebook U100は1024×600ドットの10型ワイド液晶を搭載したノートPCで、CPUに超低消費電力の「Atom」を採用している。メモリは1Gバイトで、HDDは2.5インチの80Gバイトモデルを内蔵。Windows XP Home Editionをインストールしており、バッテリーを除いた重量は1キロとなっている。ピンクの天板にホワイトのキーボード面で仕上げた「U100-PINK」と、全色ブラックの「U100-BLACK」をラインアップしている。

 また、Atomを搭載した製品としては、ギガバイトのmini-ITXマザー「GA-GC230D」も入荷されている。価格は1万強。先週末までに売り切れたショップもあるが、同じAtomオンボードのインテル「D945GCLF」と比べて入手しやすい状況だ。GA-GC230DはCPUに「Atom N230」を採用し、固体コンデンサを搭載しているのが特徴。PCIスロットとDDR2 DIMMスロットを各1基備えている。

 これらの“Atom系アイテム”は6月初旬から好調に売れており、需要に供給が追いつかない状況が続いている。TSUKUMO eX.は「全然足りていないですね。mini-ITXとしては劇的に安いので、潤沢になればそれだけ新規開拓ができると思います」と語り、パソコンショップ・アークも「ニッチな需要の製品なのである程度行き渡った感はありますが、それでも普通に買える状況にはなっていません。各製品が潤沢に入るようになるのは、7月末からお盆といったところでしょうか」と語る。

 不良在庫の心配がない優良アイテムという印象だが、それでも先行きを不安視する声がいくつかあった。特に引き合いに出されたのは、2006年春頃に大ヒットしたCore Duo対応マザーだ。Core DuoはノートPC用に開発されたCPUだが、当時のインテル製デスクトップPCの主力であるPentium Dが高発熱に悩まされていたこともあり、AOpen「i945GTm-VHL」に代表される対応マザーボードに飛びつくユーザーが多かった。

 某ショップは「ただ、Core Duoマザーが潤沢に入るようになった初夏の頃、デスクトップ用のCore 2 Duoがまもなく登場するというウワサが街中に広がって、一気にCore Duo関連パーツが売れなくなったことがありました。今回も似たような状況になる危険はありますよね。Atomのデュアルコア版が早くて9月初旬に登場するというウワサが海外のサイトを中心に広がっているので、現行のAtom関連製品も早く潤沢になってくれないと時期を逸することになっちゃうかも」と話していた。

ギガバイト「GA-GC230D」(写真=左/中央)。2006年3月に登場して爆発的にヒットしたAOpenのCore Duoマザー「i945GTm-VHL」(写真=右)

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