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» 2008年07月09日 17時07分 公開

2代目はイケメン!?:見た目の変化はダテではない――デル「Vostro 1310」をチェックする (1/2)

安くて高性能なノートPCが欲しい。でも、見た目がビジネスモデルっぽいのは嫌。という欲張りな人にピッタリなのが、生まれ変わったデルのVostroだ。

[中山一弘,ITmedia]

Vostroシリーズのニューラインアップ「Vostro 1310」

第2世代で生まれ変わった「Vostro 1310」

 2007年の7月にデビューした個人事業主、SOHO、中小企業向けのノートPCブランド「Vostro」シリーズ。2008年4月5月に新モデルが追加されたが、今回紹介するのは新たに登場した13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載の「Vostro 1310」だ。スモールビジネスのニーズに合わせて設計されたモデルであり、高い耐久性と機動力を併せ持つのが特徴になっている。また、デルお得意のBTOによりカスタマイズが可能で、最小構成価格ならば5万円台で購入できるのも見逃せない。

 第2世代となったVostroシリーズの外観を見てまず最初に気付くのは、一新されたボディだ。液晶ディスプレイ天面部にマグネシウム合金を採用して剛性を高めたほか、従来は黒一色のボディカラーだったが、新モデルでは天面部分に鏡面加工を取り入れて高級感を出すことに成功している。

 ボディサイズは316.9(幅)×242.5(奥行き)×23.8〜40.4(高さ)ミリとやや大柄で、4セルバッテリー搭載時でも約2.02キロと軽くはないが、かばんへの収まりはよく、いざとなれば持ち運びにも十分に耐えられる。

 Vostroシリーズ初となる13.3型ワイド液晶ディスプレイは、BTOで光沢と非光沢が選べるが、評価機は光沢タイプ(TrueLife)を採用していた。光沢液晶ゆえ画面への映り込みはそれなりに気になるが、低反射処理によってうまく軽減されている。画面解像度は1280×800ドットで、色鮮やかな表示を実現するが、視野角はあまり広くなく角度をつけると色が反転しがちだ。とはいえ正対しての利用では問題ないレベルにある。

新モデルはラッチレスになり、液晶ディスプレイ天面部が鏡面仕上げとなった(写真=左)。13.3型ワイド液晶ディスプレイは光沢と非光沢が選べるが、画面解像度は1280×800ドットのみだ(写真=右)

耐久性を向上しセキュリティ面も強化

 外観だけでなく、耐久性や使い勝手の向上、セキュリティ面の強化も新ラインアップの特徴だ。前述のボディだけでなく、キーボード面には塗装落ちを防ぐシール保護を施しているほか、スロットイン式の光学ドライブを実装した。後者はDVD/CD-RWコンボドライブかDVD+R DL対応のDVD±RWドライブを選択可能だ。差額は1050円しかないので、業務でDVDメディアへの記録が禁止されているなどの理由を除き、DVD±RWドライブを選ぶのがベターだろう。

 従来のVostroシリーズは、ビジネス向けモデルながらセキュリティ面での装備の弱さを指摘されていたが、Vostro 1310ではオプションで指紋認証ユニットやTPM(Trusted Platform Module)の有無が選べるようになった。持ち出す用途の多いビジネス向けノートPCではセキュリティの確保が必要となるだけに、待望の選択肢といえるだろう。

 ユニークな機能としては、オプションのWebカメラ(3150円)と「DELL Webcam Center」の組み合わせが挙げられる。これによりビデオ会議のほか、モーションディテクション、いわゆる動作検知によるカメラ撮影などを行うことが可能だ。

指紋認証はスムーズに行える(写真=左)。指紋認証はログイン時だけでなく、アプリケーションごとに設定することも可能だ(写真=右)

液晶ディスプレイ上部に130万画素のWebカメラを搭載可能だ(写真=左)。モーションディテクションやリモートモニタリングも可能なアプリケーションの「Webcam Center」(写真=右)

扱いやすい入力環境と必要十分な拡張性を備える

 キーボードはInspironシリーズのようにEnterキーの右側にキーを配置せず、不規則な配列やキーピッチがないシンプルなもの。タッチパッドがキーボードから23ミリ離れているのは慣れるまで気になったが、カーソルキーがほかのキーより下がって配置されているのは好印象で、デスクトップPCから移行する際も違和感はないだろう。一方、タッチパッドはいたってシンプルな2ボタンで、クリックボタンのストロークが深めだ。また、ドライバも多機能タイプではないため、パッドの機能を使いこなしているユーザーは物足りなさを覚えるかもしれない。

 キーボード上部には従来モデルと同様にタッチセンサのメディア操作スイッチを並べ、新たに光学メディアのイジェクトスイッチが追加された。

キーピッチ19ミリ、キーストローク3ミリのキーボードを配置する(写真=左)。指紋認証ユニットは右パームレスト部分にある。メディア操作スイッチをキーボード上部に並べる(写真=中央)。タッチパッドにはアルプス製のシンプルなドライバが導入されている(写真=右)

 拡張性は、常時ケーブル接続が必要な有線LAN(ギガビット対応)とアナログRGB出力を背面に、よく使うUSB 2.0ポートを左右に配置するなど使い勝手を配慮している。無線LANをオン/オフするハードウェアスイッチや、4ピンのIEEE1394、SDメモリーカード/MMC/メモリースティックPRO対応のメモリカードスロットを備えるなど必要十分な構成だ。

前面に電源ランプやスピーカーがあり(写真=左)、背面にバッテリーをはじめ有線LANやアナログRGB端子がある(写真=右)

左側面には排気口やExpressCardスロット(写真=左)が、右側面にはスロットイン式の光学ドライブや3基のUSB 2.0、無線LANの電源スイッチが並ぶ(写真=右)

 次のページでは内部のシステムやパフォーマンスを見ていこう。

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