8月2日、T-ZONE.PC DIY SHOPがウェスタンデジタルの1TバイトHDD「Caviar GP Green WD10EACS-D6B」を10台限定の9980円で販売した。また、TSUKUMO eX.も2日と3日に各日15台限定で同製品を1万1980円で売る。
2008年以降、大容量HDDは週末特価の主役であり続けている。これまでは500GバイトHDDが主力となり、ショップ間で8000円割れや7000円割れの競争が繰り広げられてきたが、そのメインターゲットが1Tバイトモデルに移りつつある。
T-ZONE.PC DIY SHOPは「正直、500GバイトHDDの価格はこれ以上急に下げるのは厳しいです。1TバイトHDDの価格も順調に下がっているので、今後はこちらにキャンペーンの重点が置かれるようになるでしょう。もうギガの時代じゃないっすね。テラで競争する時代ですよ」と語る。
実際、WD10EACS-D6Bは、昨年9月に4万5000円前後で登場したが、コンスタントに値下がりし、現在は通常でも1万3000円以下で販売されている。今後のキャンペーン予定について、同店は「今のところ未定ですが、やる可能性は高い」。今後も、500GバイトHDD同様に1TバイトHDDの値下げ競争が続きそうだ。
一方、高速なデータ転送で評価の高いSSDも、急激に価格を下げている。今週登場したOCZの128GバイトSSD「OCZSSD2-1C128G」は、初回から8万円弱の価格がつけられていた。9.3ミリ厚の2.5インチサイズで、転送速度はリードが120〜143Mバイト/秒、ライトが80〜93Mバイト/秒となる。
フェイス PC館は「HDDが注目を集めていますが、SSDの値下がりペースのほうが急激ですよ。128GバイトSSDなんて、2〜3年前なら100万円してもおかしくなかったシロモノです。まだブレイクには至っていませんが、購入される方は確実に増えています」と語る。クレバリー1号店も「今後も順調に安くなりそう。1年後にはもっと買いやすくなっているでしょう。もしかしたら、次期Windowsの登場をきっかけに、ストレージの主役に躍り出るかもです」と話していた。
ちなみに、同じタイミングで登場したMtronの128GバイトSSD「MSP-SATA7535128」は、28万円で販売されている。3.5インチサイズで、リード130Mバイト/秒、ライト120Mバイト/秒だ。こちらも「Mtronは信頼性が高いので、性能重視で選ぶ固定ファンがついていますね」(T-ZONE.PC DIY SHOP)とのことで、少数ながら順調に売れそうな情勢だ。
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