DIGIC 4搭載の新ミドルクラス「EOS 50D」(1/2 ページ)

» 2008年08月26日 14時29分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは8月26日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 50D」を9月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、ボディのみの実売想定価格は15万円前後。「EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS」ならびに「EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM」とのレンズキットも用意され、実売想定価格は前者が22万円前後、後者が20万円前後。

photo 「EOS 50D」
photophoto 「EOS 50D」。EOS 40Dから基本的なスタイルに変更はない

 昨年9月に発表された「EOS 40D」の上位モデルに位置づけられる製品(レビュー:EOS 40D)。新開発されたAPS-Cサイズ(22.3×14.9ミリ)の有効1510万画素CMOSセンサーを搭載し、こちらも新開発の画像処理エンジン「DIGIC 4」を組み合わせる。

 CMOSセンサーは加工プロセスやフォトダイオードの開口率をアップさせるとともに、オンチップレンズ間のすき間をなくしたギャップレスマイクロレンズを採用することで集光効率を向上させ、高い解像感と低ノイズを両立した。ISO感度の常用範囲は100〜3200で、感度拡張によって最高12800の設定も行える。ノイズリダクション機能は弱め/標準/強め/しないの4段階で調整できる。

photophoto

photophotophoto 新開発CMOSセンサーの特徴。高画素化を進めながらも開口率はアップしている(写真=左)、DIGIC 4の搭載によって連写速度が向上(写真=中、右)

 本製品が初の搭載となる「DIGIC 4」は約30%の処理速度の向上が図られたほか、CMOSセンサーからの信号を14ビット処理(1万6384階調処理)することで、幅広い階調表現と豊かな色再現を可能とした。

 この採用によって、暗部コントラストを自動補正する「オートライティングオプティマイザ」は4段階の設定が行えるほか、最高約6.3枚/コマの連続撮影が可能。連続撮影については高速(約6.3枚/コマ)と低速(約3コマ/秒)の切り替えが行えるほかCFA 4.1 UDMA Modeに対応しており、対応メモリーカードを使用した際には、JPEG(ラージ/ファイン)で約90枚、RAWで約16枚の連続撮影が行える。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月16日 更新
  1. 「JBL Tune 310C USB」レビュー USB Type-C接続×ハイレゾ対応でAndroidスマホやiPhone 15シリーズにもお勧め! (2024年04月15日)
  2. Amazonのタイムセールが「スマイル SALE」に変更 4月19日からゴールデンウィークセール開催 (2024年04月13日)
  3. Googleが生成AI向け独自CPU「Google Axion」プロセッサを発表/Intel N100を採用した超小型コンピューティングモジュール「LattePanda Mu」 (2024年04月14日)
  4. アキバでは散りはじめた桜 それでも桜デザインが注目を集める理由 (2024年04月15日)
  5. これを待ってた! ロープロ版GeForce RTX 4060搭載カードがASUSから登場! (2024年04月13日)
  6. 自宅の「スマートロック」にありがちな誤解 家から締め出されないために心掛けている実践的な5つのこと (2024年04月12日)
  7. 玄人志向、M.2 NVMe SSDを2枚装着可能なUSB外付けスタンド クローン作成も可能 (2024年04月15日)
  8. 8コア16スレッドのRyzen 9 7940HS×Radeon 780M搭載! 片手で握れるミニデスクトップPC「GEEKOM A7」の“強さ”をチェック! (2024年04月10日)
  9. 「SwitchBot ハブ2」と「ハブミニ(Matter対応)」のMatter機能がアップデート 多くの同社製デバイスがホームアプリで操作可能に (2024年04月13日)
  10. ロジクールの“ちょい上”パンタグラフ式キーボード「Signature Slim K950」を試す (2024年04月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー