Dynabookは12月17日、バッテリー交換機構を備える個人向けの14型モバイルノートPC「dynabook XP9/XP6」と、プロセッサにSnapdragon X Plusを採用した「dynabook XD5」を19日に発売すると発表した。いずれもCopilot+ PCに準拠したモデルで、独自のAI機能も搭載する。
dynabook XP9およびXP6は、Intel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)を採用する。本体の厚みは約18.7〜18.9mm、重さは約958gと、薄型軽量ボディーを実現しながら、バッテリー駆動時間は約15時間(動画再生時)、約30時間(アイドル時)を確保している(JEITA測定法 Ver.3.0)。
AIを活用した2機種の独自機能として、オンライン会議時に適したバッテリー制御に自動で変更する「AIパワーオプティマイズ」、のぞき見防止機能「AIプライバシーアシスト」、ハンドジェスチャーによるメディアコントロール機能「AIハンドコントロール」を備える。
本体の両側にはThunderbolt 4(USB4)ポートを1基ずつ搭載し、電源ケーブルの取り回しのしやすさも追求した。他にもインタフェースとしてUSB 3.2 Gen1 Sutandard-Aコネクター×2基や有線LANポート、HDMI出力などを搭載している。
dynabook XD5は、プロセッサにQualcommの「Snapdragon X Plus」を採用しており、Arm版Windows 11が動作する。本体の厚みはXP/XP6と同じ約18.7〜18.9mmで、重さはXP9およびXP6と比べてわずかに重い約974gとなっている。
インタフェースはXP/XP6と共通だが、本体両側にある2基のThunderbolt 4は、USB4(Type-C)となっている。
バッテリー駆動時間は約16時間(動画再生時)、約28時間(アイドル時)だ(JEITA測定法 Ver.3.0)。
3機種共通の仕様として、ディスプレイはノングレア(非光沢)の14型(1920×1200ピクセル、16:10)を採用している。ワイヤレス機能はWi-Fi 7に対応している。
さらに米国防総省のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した耐久性を備えながら、ユーザー自身の手で交換できる「セルフ交換バッテリー」を採用したのが大きな特徴だ。長期間の使用でバッテリーが劣化しても、メーカー修理に出すことなく新品バッテリーに交換できる。
さらにローカル環境で動作するチャットbot「dynabook AI アシスタント」を利用できる。情報をクラウドにあげることなく、PCローカル環境で文章の翻訳や要約などを簡単に行えるという。
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