Dynabookは6月19日、TODAホール&カンファレンス東京(東京都中央区)においてリアルイベント「dynabook Day Advance」を開催した。イベントは「今後のビジネスシーンにおけるAI活用術」をテーマとし、同社の各種PCやXRグラス、ソリューションを展示した他、ハンズオンイベントやセミナーも実施された。
同イベントでは、6月中に発表予定の16型ビジネスノートPCが参考展示されていた。
Dynabookで16型前後のビジネスノートPCというと、現行モデルでは光学ドライブを搭載する「dynabook Bシリーズ」と、搭載しない薄型モデル「dynabook Pシリーズ」がある。
今回展示されていた製品はシリーズ名の表記はなく、光学ドライブも非搭載だった。順当に行くとPシリーズの新製品だと思ってしまうが、Bシリーズと同じくユーザーによるバッテリー換装には対応していないという。
説明員は、「どのシリーズなのかは発表時のお楽しみ」と語る。
現行のdynabook Bシリーズ/Pシリーズは、第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)または第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)を搭載していたが、新モデルはCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)(開発コード名:Meteor Lake)に刷新される。vPro Enterprise対応CPUも選択できるので、大企業でも導入しやすいという。
Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)は、推論演算に特化したNPUを搭載しており、AIの処理パフォーマンスが高速になる。最近はオンデバイスAIに興味を持つ法人ユーザーも少なくないそうなので、その“入口”としてNPU搭載モデルを用意するのは意義があるのだろう。
現行のdynabook BシリーズはUSB Type-C端子を1基のみ、Pシリーズは同端子を2基搭載している。PシリーズでUSB Type-C端子を2基としたのは法人ユーザーからの要望が多かったからとのことだが、新製品でもUSB Type-C端子は2基となっている。今後は、USB Type-C端子は2基が基本となりそうだ。
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