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Dynabook初のCopilot+ PC「dynabook XP9」「dynabook X94」登場 ローカル処理で使える仕事に役立つAIアプリ搭載(1/2 ページ)

» 2025年01月23日 16時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、Dynabookは1月23日、同社初となるCopilot+ PCとなる14型モバイルノートPC「dynabook XP9」「dynabook X94」を発表した。個人向けモデルのXP9は4月中旬の発売を予定しており、想定価格は29万円台前半となる。法人向けモデルのX94/NYは搭載SoC(CPU)の異なる4種類の標準構成を取りそろえて1月23日から受注を開始している。

 この記事では、同日に行われた製品説明会の模様を交えつつ、両製品の特徴を解説する。

実機 左がdynabook X94、右がdynabook X9の実機。ハードウェアの基本設計は共通で、ボディーカラーを含む外観にも差は見受けられない。しかし、実はあるハードウェアに決定的な差がある(詳細は後述)
シェア1位 IDCの調査によると、日本国内における2024年度上期のノートPC(ブランド別)出荷台数シェアにおいて、Dynabookが個人(コンシューマー)/法人合算で1位になったという
杉野さん dynabook X9を披露するDynabookの杉野文則氏(国内PC事業本部 国内マーケティング本部 本部長)
須田さん 新モデルにおけるオリジナルアプリのAI機能について説明する、同社の須田淳一郎氏(商品統括部 統括部長)

独自技術でAI処理も快適に

 冒頭で触れた通り、両製品はDynabookとして初めてのCopilot+ PCとなる。

 Copilot+ PCでは、必須要件の1つとして「40TOPS(毎秒40兆回)以上のピーク性能を持つNPU」が定められている。これはローカル(オンデバイス)AIを動かす上において推論演算が多用され、それに特化したNPUの性能が鍵を握るからだ。

 とはいえ、一言で「オンデバイスAI」といっても、アプリ(演算内容)によってはCPUやGPUによる演算も多用される。CPU/GPU/NPUがピーク性能を維持しやすい環境作りが、快適さを左右するともいえる。

 そこでDynabookでは、両製品に独自の「エンパワーテクノロジー」を導入し、ボディー設計と冷却/放熱技術の両面からCore Ultra 200Vプロセッサのピーク性能を極限まで継続できるようにしている。

裏面 本体裏面にあるラバーフット。一見すると単なる「細長いゴム足」でしかないのだが、実は机に置いた際に背面から出る熱を持った空気を吸気口に回さないための工夫だったりする
効果 ラバーフットを含むエンパワーテクノロジーによって、Core Ultra 200Vプロセッサのピーク性能を長い時間維持できるようになっている

AI PC時代だからこそ「セルフ交換バッテリー」

 Dynabookは2023年8月に「バッテリーセルフ交換式ノートPC」として法人向けに13.3型の「dynabook X83/LW」を発売した。2024年1月にはそのコンシューマー(個人)向けモデルとして「dynabook X6/W」「dynabook X8/W」をリリースし、同年11月には14型の法人向けモデル「dynabook X74」とバリエーションを広げてきた。

 今回登場したdynabook XP9はコンシューマー向けで(※1)、既存のX6/X8の上位かつ大画面モデルという位置付けだ。一方、dynabook X94は法人向けで、X74の上位モデルというポジショニングとなる。

(※1)直販サイト(Dynabook Direct)で販売されるモデルは「dynabook XPZ」という名称となる(ストレージが1TBに増量され、Microsoft Office“なし”構成も用意されること以外はXP9と同一仕様)

 同社のバッテリーセルフ交換式ノートPCは、底面のカバーの一部を外すとバッテリー格納部にアクセスでき、オプション品として販売される(または法人向け保守サービスで提供される)リチウムポリマーバッテリーをユーザー自らの手で交換できるようになっている。両モデル共に、従来と同様の設計だ。

 Dynabookでは「ローカルAIが普及している時代だからこそ、処理のダウンタイムを減らす観点で(セルフ交換バッテリーは)役に立つ」と語る。

交換式 dynabook XP9/X94は、セルフ交換バッテリー機構を取り入れている。ただし、従来モデルと同様に完全にシャットダウンした状態で交換する前提なので注意したい
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