10月21日に「HHKB Professional Classic Type-S」、11月18日にはZOZOTOWNとの異色コラボを発表したPFUが、11月27日に「Open Collaboration Hub LODGE」(東京都千代田区)で、「HHKBユーザーミートアップ Vol.9」を開催した。
テーマは「AI」と「ファッション」だ。一体どのような内容だったのか。イベントに参加できたので、その様子を紹介する。
最初のコーナーでは、この1年間でHHKBを取り巻くどのようなトピックがあったのか、今後はどうなっていくのかなどをPFUの山口篤氏(ドキュメントイメージング事業本部 HHKBビジネス部長)が“早口で”“熱っぽく”語った。
HHKBシリーズの出荷台数は、累計75万台を突破した。2021年時点では60万台を突破していたので、約3年半で15万台が上乗せされたという。2019年から2020年の出荷台数が伸びているのはコロナ禍が大きく影響したが、その後も売れ続けているという状態だ。
シリーズ別の販売台数では、対昨年比でHHKB Professional Classicが2%、HHKB Professional HYBRIDが9%伸びた。どちらもHHKBシリーズの中では比較的安価な「ミドルレンジモデル」という位置付けだ。これらが伸びた理由は「物価が高騰しており、家計が厳しくなった中でも買いたいというニーズの現れではないか」と山口氏は分析する。
配列別では、無刻印と日本語配列がそれぞれ1%ずつ伸びた。これについては、「無刻印チャレンジをする人が増えていること、またエンジニアであってもノートPCで慣れ親しんだ配列を選ぶ人が増えているのだろう」と山口氏は話す。
購入世代では、10代と20代、そして30代が増えていた。山口氏は続けて「ユーザー事例取材から見えてきた、“使い始めのきっかけ”は、先輩からオススメされたこと、またはあこがれの先輩が使っていたからというものだ。皆さまの“布教活動”が、明日のHHKBファンを生み出す。よろしくお願いいたします!」と会場を沸かせていた。
性別での割合は、女性が1%減っている。これについては総合司会を務めた小山哲志氏(ほげ技研)が「HHKB Studioの登場で、2024年や2023年は女性ユーザーが増えたから(相対的に2025年は比率が落ちている)という背景があるのではないか」とフォローすると、山口氏も「カラーキートップやZOZOTOWNとのコラボもあるので、ファンが増えてくれるかなと期待している」と応じていた。
HHKBにまつわる動きとして紹介されたのは次の3つだ。
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