それではパフォーマンスはどうだろうか。総合パフォーマンスを計測するPCMark05は総合スコアが5642と一般的なPC利用ではまず不満の出ないスコアだった。Graphicsを含めて主要スコアのバランスが非常に良好な点も光る。FINAL FANTASY XI公式ベンチマークテストではLowで9552、Highでも6805というスコアをマークした。
一方、3DMark06では、3DMarksで4198を記録。最近のゲーミングノートPCとしては突出したスコアではないものの、ノートPC全般で見れば非常に高い3D描画能力を持つと言える。ポイントは動作時の静音性で、CPUやGPUにかなり高負荷のかかるベンチマークテストの実行中でも、動作音は生活騒音にかき消されるレベルだった。これはCPUにTDP25ワットのCore 2 Duo P9500を、GPUにモビリティとパフォーマンスのバランスに優れたGeForce 9600M GTを採用したおかげだろう。ファンはほぼ常時回転しているタイプだが、CPUやGPUの負荷が小さい状態では、ほとんどファンノイズが聞こえてこない。非常にバランスの取れたノートPCだ。
本機は「Prime」ブランドの中ではゲーミングノートPCに位置付けられており、実際その3Dパフォーマンスは悪くない。しかし、この製品の真価は、ノートPCとしてのバランスの良さにある。屋内利用で使うノートPCとしては、本体サイズも手ごろで、動作音も小さく、3Dパフォーマンスはもちろんのこと、PCとしての総合的な処理能力も高い。そして、室内モバイルにとは必要十分以上のバッテリー動作時間も確保している。
また、いわゆる“究極”を狙ったようなゲーミングノートPCに比べると、価格もぐっと手ごろだ。手の届きやすい価格で、場所を取らないノートPCを探している、でも3Dゲームもしっかり楽しみたい。Prime Note Galleria MVは、そんな“欲張り派”にうってつけの製品だ。
北欧産の水冷ユニットで猛暑を乗り切る――ドスパラ「Prime Galleria HG 水冷モデル」
ゲームもエンコも妥協なし!──ドスパラ「Prime Galleria QX 9800GTXモデル」
新世代CPUとGPUで新生活もゲームもハッピーに――ドスパラ「Prime Galleria HG」
ドスパラ、Centrino 2搭載の14.1型ワイド液晶ゲーミングノート「Prime Note Galleria MT」
ドスパラ、Centrino 2搭載のハイスペックゲーミングノート「Prime Note Galleria MV」
ドスパラ、Centrino 2搭載ゲーミングノート「Prime Note Galleria」新モデル2製品
ドスパラ、CPUを強化したゲーミングノート「Prime Note Galleria IX」新モデル
ドスパラ、GeForce 8400M GS搭載のゲーミングノート「Prime Note Galleria JS」
ノートPCで狩猟生活:ドスパラ、「Prime Note Galleria」に“モンハン”推奨モデル
ドスパラ、Core 2 Duo/2Gバイトメモリ搭載のハイスペックノート「Prime Note Galleria ISM」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.