ハイビジョン動画が撮れるデジタル一眼レフ――ニコン「D90」レビュー(3/4 ページ)

» 2008年09月22日 08時30分 公開
[永山昌克,ITmedia]

 撮影機能としては、撮影の瞬間に画像処理を行って白とびや黒つぶれを抑える「アクティブD-ライティング」や、動く被写体に測距点が追従する「3D-トラッキング」AF、ライブビュー時の顔認識AFなど最新技術を満載する。撮像素子のゴミ対策としては、4種類の周波数でローパスフィルタに振動を与える仕組みを採用。傾きやゆがみの補正、魚眼効果、フィルター効果などカメラ内レタッチ機能が豊富なことも特徴だ。

 操作面では、D80から引き続きグリップの前後に2つのダイヤルを設け、絞りとシャッター速度の両方をダイレクト調整できるのが便利だ。従来はマルチセレクター(十字キー)の下にあったOKボタンは、マルチセレクターの中央に移動し、より押しやすくなった。

 新設した情報表示ボタンでは、ノイズ低減やアクティブD-ライティング、ピクチャーコントロールなどの7機能を、メニュー画面を呼び出さずに情報画面を見ながら直接変更できる。さらに、ファンクションボタンに好きな機能を割り当てたり、メニューの表示項目を自由に変更することも可能だ。

photo 下部のinfo(情報表示)ボタンを押すと、絞りやシャッター速度などの撮影情報が表示され、もう1回押すと7機能のダイレクト設定ができる

 撮像素子は従来より高画素化した有効1230万画素のCMOSを採用する。初期設定の画質は、彩度とシャープネスを強調した見栄え重視の傾向だ。ピクチャーコントロールを利用して画質を細かく調整もできる。

 「D300」や「D700」のようなカメラは重くて大きすぎるし、かといって「D60」などのエントリー機は機能や操作性がもの足りない。そんなふうに感じる人にD90はうってつけ。ただし、非常に多機能なので、初めてのニコンユーザーなら全機能を把握するまでに多少の時間と慣れが必要だろう。ボタンやメニューを自分なりにカスタマイズすることが使い勝手を高めるコツといえる。

 オマケ機能である動画については、過大な期待はしてはいけないが、動画撮影が好きな人にとっては、ビデオカメラとは違った新感覚を楽しめると思う。オマケとはいえ魅力的な機能であることは間違いない。

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