本体に用意されたインタフェースは、前面に無線LANのオン/オフスイッチ、メモリカードリーダ、オーディオ入出力を配置。左側面にはUSB 2.0やExpressCard /34スロット、およびCFカードスロット、IEEE1394aを、右側面にはUSB 2.0、FAXモデム、デジタイザのペン収納スロット、Blu-ray Discドライブをそれぞれ搭載する。背面にはアナログRGB、DVI-D、DisplayPortといった3系統のディスプレイ出力とギガビットLANを用意している。なお、排気スリットは左右、および背面に計4カ所設けられており、どれも広い開口部を持つ。ただ、動作時のノイズはかなり重い負荷をかけた状態でもほとんど聞こえてこない。
HDDは2基搭載することが可能だ。評価機の「27585EJ」では7200rpmの2.5型ドライブ「HGST HTS722020K9SA00」を2基搭載し、RAID 0を構築している。搭載されているのは左側面手前で、ネジ1本でアクセスできるドライブベイに2つのHDDが並んで格納されている。また、本体に内蔵される光学ドライブはThinkPadシリーズのウルトラベイ・エンハンスド規格に沿っている。評価機に搭載されているBlu-ray Discドライブは、BD-R/REメディアへの書き込み速度が2倍速、そのほかDVD±RWメディアおよびDVD-RAM、CD-R/RWメディアへの書き込みと書き換えにも対応している。
今回検証した評価機はThinkPad W700でも最上位モデルとなる「27585EJ」だ。ThinkPad W700で搭載できる機能をすべて備えるとともに、クアッドコアCPUの「Core 2 Extreme QX9300」を搭載する。また、プラットフォームも最新のCentrino 2となり、チップセットはIntel PM45 Express、ワイヤレスLANはWiFi Lnk 5300AGN(3×3MIMO)を搭載する。グラフィックス機能はワークステーション用として定評のあるQuadro FXでモバイル版最上位モデルの「Quadro FX 3700M」が採用されている。
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